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【なでしこ】佐々木則夫監督代行、8年ぶり指揮で快勝「これで監督は引退だと思います」


国際親善試合で、日本女子代表なでしこジャパンが韓国を4-0で下しました。この試合は、佐々木則夫女子委員長が監督代行を務め、内田篤人コーチと共に指揮しました。日本は前半33分に北川ひかるのヘディングで先制し、その後も連続得点を決め、守備でも無失点に抑える完勝でした。 試合後、佐々木監督代行は、ボールの切り替えやアグレッシブなプレーが理想的だったことを評価し、「新監督にバトンを渡し、今後の大会での躍進を期待している」と述べました。観客は1万2420人で、過去の試合と比べるとやや少ない結果に終わったが、さらなる人気向上を目指す意向を示しました。

日本対韓国 インタビューに答える佐々木監督代行(撮影・たえ見朱実)

<国際親善試合:日本4-0韓国>◇26日◇国立

女子日本代表なでしこジャパンが韓国代表に4-0で圧勝した。佐々木則夫女子委員長が監督代行、内田篤人コーチの体制で臨んだ一戦。前半33分にコーナーキックからDF北川ひかるのヘディング弾で先制。同34分にはMF藤野あおば、前半37分にMF田中美南、後半11分にMF谷川萌々子が得点し、守っても無失点に抑えた。

8年ぶりに指揮を執った佐々木監督代行は「僕が(次期監督を)決めていなかったことでこういう立場になった」と苦笑も「次に新たなスタートを切るにあたり、指標になるサッカーをトライしようと思った」と話した。

試合では、ボールを失った後の切り替え、ボールを奪った瞬間に繰り出すカウンター、高い位置からのアグレッシブな守備と、なでしこの目指す形が随所に出た。北川のボール奪取から生まれた2点目、サイドを崩しボランチが得点を取る4点目は理想をピッチで表現しての得点で、佐々木監督代行も「切り替えと展開の速さでいい指標になった」と手応えを口にした。

年内には女子日本代表の新監督が決まる予定。女子委員長を務める佐々木監督代行は「次の監督にバトンをわたし、彼女たちなら女子ワールドカップ、五輪でご期待に添えるチームになると思っている」と今後の清張に期待を寄せた。

観衆は1万2420人にとどまった。パリオリンピック(五輪)を決めた国立での北朝鮮は2万777人だった。佐々木監督代行は「もっと結果、成果を皆さんにお示ししないと、まだまだ反応は鈍いのかな。肌寒い天候の中で1万2400人にきて頂いて感謝している。もっと積み上げて、国立で3万人を超えるチームにならないといけない。女子サッカーをけん引する私としてももっと上げていかなくてはいけない」と課題も掲げた。会見の最後は「これで監督は引退だと思います」と事実上の“監督引退宣言”が飛び出していた。

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