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【ドラフト】ヤクルト育成3位、オイシックス下川隼佑「あきらめかけてた。指名されてうれしい」


プロ野球ドラフト会議で、下手投げの右腕である下川隼佑投手がヤクルトから育成3位で指名されました。彼はオイシックスの所属で、今年からイースタン・リーグに参加。最速137キロのアンダーハンド投手として注目されており、今シーズンはチェンジアップを武器にリーグでトップの102奪三振を記録しました。下川選手は、BC新潟からNPB入りを目指して3年間の挑戦を続けており、今回の指名を非常に喜んでいます。彼の指名は、オイシックスから2年連続でヤクルトによる選出となりました。

ヤクルトから育成3位指名を受け、会見で笑顔を見せるオイシックス下川(撮影・小林忠)

<プロ野球ドラフト会議>◇24日

プロ野球ドラフト会議が24日、都内で行われ、今年からイースタン・リーグに参戦したオイシックスからは下手投げ右腕の下川隼佑投手(24)がヤクルトから育成3位で指名された。同球団からは、前身のBC新潟で昨年ヤクルト5位の伊藤琉偉内野手(22)に続き、2年連続通算9人目の指名になった。

◇  ◇  ◇

オイシックス下川がヤクルトから育成3位で指名された。名前がコールされた瞬間、パブリックビューイング会場は歓喜に包まれた。集まった約50人のサポーターから温かい拍手で出迎えられると、少し照れた表情で深く頭を下げた。「少し期待しつつも、あきらめかけてた。指名されてうれしいです。」とかみしめた。

最速137キロのアンダーハンド右腕。今季は、力を入れてきたチェンジアップなど「奥行き」を使っての緩急を駆使し、イースタン・リーグでトップの102奪三振。届いた調査書は3通だったが、シーズンを通してアピールした成果が実った。

諦めかけた夢だった。22年に前身のBC新潟に入団。大卒1年目からドラフト候補に挙げられたが、2年連続で指名漏れした。「もうほとんど諦めかけて」と心も折れかけた。それでも、オイシックスとして、NPB2軍参入という絶好のチャンスを逃さなかった。「今年は見られている実感がある」と例年にない手応えを持って臨んだ今シーズン。「三度目の正直」でNPB入りをつかみ取った。

○…オイシックス知念大成外野手(24)の名前は呼ばれなかった。今季は129安打を放ち、打率3割2分3厘をマーク。打撃2部門でイースタン・リーグトップの数字を残したが、悔しい結果となった。

◆下川隼佑(しもかわ・しゅんすけ)2000年(平12)3月22日、神奈川県横浜市生まれ。湘南工科高-神奈川工科大をへて、22年にオイシックス前身のBC新潟入り。今季イースタン・リーグでは40試合に登板し、112回を投げ、4勝8敗、102奪三振、59失点(自責48)、防御率3・86。176センチ、88キロ。右投げ右打ち。

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