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【ドラフト】ヤクルト育成1位ノースカロライナ州立大・根岸辰昇「憧れ」木沢尚文は慶応の先輩


ヤクルトがプロ野球ドラフトでノースカロライナA&T州立大の根岸辰昇を育成1位で指名しました。根岸はアメリカでの大学野球経験が豊富で、夢のステージ神宮球場でのプレーが実現します。彼は慶応高校時代に甲子園出場を果たし、ヤクルトの木沢尚文と二学年の差を持つ先輩後輩関係でした。高校卒業後、渡米し、オレンジコーストカレッジ、ミドルテネシー州立大、ノースカロライナA&T州立大でプレー、一塁手兼外野手として活動。20年冬にはヤクルトの村上や青木と自主トレで接触した経験があり、「プロ選手を近くで見て感動した」と語っています。左打ちの中距離打者としてのスキルを高め、日本でのプロキャリアを目指します。

ヤクルトから育成1位指名を受けたノースカロライナA&T州立大・根岸(提供写真)

<プロ野球ドラフト会議>◇24日

燕との縁は必然だった!? 逆輸入スラッガーが、神宮にやってくる。

ノースカロライナA&T州立大の根岸辰昇内野手(24)がヤクルトに育成1位で指名された。左打ちの中距離打者は「アメリカ帰りなので、見ていただく機会が少ない中で、とにかく感謝です」と興奮気味に話した。

高校の慶応(神奈川)では18年夏に甲子園に出場。2学年上にはヤクルト木沢尚文がいた。「憧れの先輩なので一緒のチームになれてうれしい」と喜んだ。

根岸は高校卒業後に渡米し、3つの米大学を渡り歩いた。最初に入学したオレンジコーストカレッジでは、20年冬に大学のあるカリフォルニア州で自主トレしていたヤクルト村上と今季限りで引退した青木と会話を交わしている。「プロの選手を間近で見て感動しました」。憧れの選手が、のちのチームメートに。「すごく不思議だなと思います」と感慨深そうに話した。

慶大にそのまま内部進学していれば、おそらく神宮でプレーしていた。だが「自分の可能性を」と渡米。帰ってきた挑戦者が、ついに神宮で夢をかなえる。【佐瀬百合子】

◆根岸辰昇(ねぎし・たつのり)2000年(平12)9月20日生まれ、東京都杉並区出身。小1から野球を始め、小5から硬式の東京小平ボーイズでプレー。慶応中等部では軟式野球部。慶応高では3年夏に甲子園に出場。卒業後は米大学へ進学し、オレンジコーストカレッジ、ミドルテネシー州立大、ノースカロライナA&T州立大でプレー。主に一塁手で外野手も兼任。50メートル走は6秒2。遠投100メートル。180センチ、100キロ。左投げ左打ち。

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