西武が、徹底した情報統制で当日に向かう。ドラフト会議前日の23日、都内で最後の編成会議を行った。広池浩司球団本部副本部長(51)は候補4~5人ほどの中から1位指名を決定したことは認めたが「1位は決めましたが、今回は公表しません。しないほうがいいと思ったからです」と具体名は明かさなかった。
昨年は武内夏暉投手(23)、22年は蛭間拓哉外野手(24)、21年は隅田知一郎投手(25)と事前に公言し、見事獲得に成功した。今年は打って変わって事前の公言はせず「戦略はもちろんありますが、あえてここは我々として言わないようにしたい。これはもう決意ですね」。指名が他球団と競合した場合のくじを引く人選についても回答を控えるなど揺るがない意思を見せた。広池球団本部副本部長は「今年の順位を受けて、私達にとって本当に大事な1歩になる。明日いい成果が得られるように、しっかりとやっていきたい」と話した。