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【日本ハム】4年ぶり道産子指名か「北海道大事」北星学園大付・石田充冴、帯広農・渋谷純希ら候補に


日本ハムは、北海道出身の有望選手をドラフトで指名する可能性が浮上しています。これが実現すれば、地元選手を指名するのは4年ぶり。主要な候補には、最速149キロ右腕の石田充冴(北星学園大付)や帯広農の147キロ左腕、渋谷純希が含まれます。その他、漁師の家庭に育ち体幹が強い紋別の池田悠真や、札幌市出身で最速145キロの右腕、帝京長岡の茨木佑太がリスト入りしています。今年のドラフトで地元選手が指名されれば、北海道に新たなスターが誕生するかもしれません。

北星学園大付・石田充冴

日本ハムが24日に開催されるドラフト会議で、4年ぶりに地元・北海道出身選手を指名する可能性が出てきた。23日、都内でスカウト会議を実施。指名候補リストに北海道関係5選手ほどが残った。旭川市出身の北星学園大付・石田充冴(じゅうざ)投手(3年)や帯広市出身の帯広農・渋谷純希投手(3年)らがリスト入りしているとみられる。6年ぶりのCS進出で盛り上がった北海道。伊藤、根本、今川を指名した20年以来の道産子指名となるか。

   ◇   ◇   ◇

昨年のエスコンフィールド開業、今秋の6年ぶりCS進出と盛り上がる日本ハムに、新たな地元出身のスター候補が誕生するかもしれない。ドラフト会議前日のスカウト会議。出席した栗山CBOは「今年は結構、残っている」と北海道関連選手のリスト入りを明かした。その1人は北星学園大付の石田だろう。漫画「北斗の拳」のキャラクター“ジュウザ”から名付けられた最速149キロ右腕は、他球団からも高評価されている逸材だ。

身長192センチ、体重87キロと恵まれた体格も魅力的。同タイプは今季プロ初勝利を挙げた高卒3年目トリオの達、福島、柳川ら。同様のポテンシャルの高さも感じさせるだけに、指名に踏み切る可能性も十分にありそうだ。

監督を務めていた20年ドラフトで、伊藤、根本、今川と3人の道産子を指名した同CBOは「最近の流れを見ていると北海道はこれからも選手が(多く)出てくる」と見る。今年も石田に加え、エース伊藤のように家業が漁師の道産子右腕も指名候補。紋別・池田悠真投手(3年)は幼少期に乗った漁船で鍛えられた体幹の強さがあり、投手転向した昨秋から12キロもアップした最速150キロの直球が武器だ。

ほかにも最速147キロ左腕、帯広農の渋谷は、6月の練習試合で横浜出身のプロ注目左腕、北照・高橋幸佑投手(3年)と投げ合って9回20奪三振と快投。道外にも、元日本ハム投手の芝草宇宙監督(55)が指導する帝京長岡に、札幌市出身の最速145キロ右腕、茨木佑太投手(3年)がいるなど有望株は多い。「北海道はもちろん我々は大事にする」と栗山CBO。4年ぶりとなる“道産子ドラフト”が実現するのか、注目が集まる。

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