楽天は23日、都内で24日のドラフト会議に向けてスカウト会議を開いた。取材対応した後関昌彦スカウト部長(61)はドラフト1位候補について「10人くらいまで絞った」と公表せず、当日に決める方針を明かした。「基本的には即戦力の方が今年のチームを考えたときには優先順位が高い」。支配下で6人前後の指名を想定し、昨年なかった育成での指名も検討しているという。
過去2年のドラフトでは投手に重きを置いて指名してきた。今年の方針について「野手もほしいです。当然。ピッチャーもほしいです。どっちもほしいんですけど。トータルでバランスじゃないですけど、どういうふうにしたら、いい順番で選手をうまくチョイスできるかというところに一番、今日は時間を割いた」と説明した。
ドラフト候補の大枠は例年70、80人程度だが、今年は55人ぐらいの少数精鋭だという。後関スカウト部長は「今年はだいぶ絞られてる。そこは担当(スカウト)の皆さんを信頼して任せてるので、そこはその通りの中で選択するっていう形ですね」と話した。