日本ハムは22日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で栗山英樹CBO(63)ら球団幹部による24日開催のドラフト会議へ向けたスタッフミーティングを行った。
1位指名についても話し合われたが、栗山CBOは「候補が何人かいる中で、やっぱ最終的にはその答えが出ていない。みんな今日は宿題を持って帰って、また明日しっかりとやり直します」と説明。ドラフト前日の23日に行われるスカウト会議で再び議論を尽くすとした。
1位指名の最終決定も含めて、指名戦略を詰めることになる23日のスカウト会議へ向けては「明日は(新庄)監督も来ると思うんで、それも含めて現場の意見も聞きながら」と来季続投か否かの結論をペンディング中の新庄剛志監督(52)も参加することを明言した。
日本ハムの1位指名候補は明大・宗山塁内野手(4年=広陵)、関西大・金丸夢斗投手(4年=神港橘)、投打二刀流で評価する福岡大大濠・柴田獅子(れお)投手(3年)らが挙がっている。
1位は投手か野手か、それとも…。栗山CBOは「それも含めて、もちろん両方とも欲しいんで。ウチのチームはね、バランス的にはね。だから…ちょっとごめんなさい。具体的にいろんなことを言ってあげられないけど、本当に大事なところなんで。例えば、同じタイプのピッチャーでも、どっちの方が本当に能力が今の段階で高いのか、将来性があるのか。野手でもそうなんで。そういうとこを比べながら丁寧に話していっているつもりなんで。そうすれば、やればやるほど難しくなってくるんで。それもしっかり明日、きちっとやってって感じですね」と話した。
この日は指名候補を約80人に絞り込んだ。全体的な指名戦略としては「来年、3年後、5年後(に見据えるチーム像)を含めてのバランス」と話した。