ドジャース大谷翔平投手(30)が前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成した50号ホームランボールの競売が、入札終了する23日午前11時まで、残り24時間を切った。現時点の最高入札額は210万ドル(約3億400万円)となっている。
19日には、「住まいのグループ」などを傘下に持つ株式会社K2(愛知県名古屋市)が180万ドル(約2億6100万円)で入札したことを公表。だがメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦の試合中に190万ドル、試合後に200万ドルと210万ドルの入札が入った。同社は21日、再入札したことをリリースで公表し「同社代表取締役の後藤和成氏は、大谷翔平選手のもとにボールを返すため、できる限り積極的に落札しにいくとの意欲を示しています」とした。
大谷が50号本塁打を放ったのは19日の敵地マイアミでのマーリンズ戦。この試合で3本塁打を放ち、2本目で50本に到達。「50-50」を達成した。ボールは外野スタンドのファンの間で争奪戦となった。オークションに出品した男性の他に、所有権を主張する男性が2人おり、現在2件の訴訟が行われている。所有権を争う当事者たちは競売の継続を了承しており、落札者には予定通りボールが渡ることになっている。