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【阪神】佐藤輝明「負けたヤツの特権」初の野球漬けの秋!今年は1カ月フルに鍛える 


2月、特守で打球を追う阪神佐藤輝

天高く、テル肥ゆる秋-。阪神佐藤輝明内野手(25)が20日、2年ぶりの秋季キャンプ(高知・安芸)参加に意欲を示した。昨年は日本シリーズから侍ジャパンに直行したため、自分の練習が全くできなかった。今年は正反対。長いオフを「負けたやつの特権」と表現し、たっぷりと時間を使って課題と向き合うことを誓った。藤川球児新監督(44)の就任で、魅惑のスラッガーに“化学反応”は起こるか。V奪回を目指す藤川阪神は明日22日、秋季練習で船出を迎える。

   ◇   ◇   ◇

短い休養を終えた佐藤輝の表情は、サングラス越しにも充実して見えた。甲子園を所用で訪問し「トレーニングもしましたよ。休んだり、動いたりですね」と終戦後の1週間を振り返った。

2日後にはいよいよ藤川監督の下、秋季練習がスタートする。新体制でもキーマンになるであろう大砲もいよいよ動き出す。

「負けたやつの“特権”というか。チームでやるのは1カ月弱あるので、しっかり、いい練習をしたい。(キャンプに)誰が行くとかは知らないです。行くつもりではいますけど」

実質、プロで初めてとなる「野球漬けの秋」を、そう表現した。昨年は日本シリーズ直後に侍ジャパンに合流し、11月19日までアジアプロ野球チャンピオンシップを戦った。秋季安芸キャンプには森下とともに不在。「秋が一番伸びる」が持論だった岡田前監督も「一番鍛えたいやつが2人おらん」と嘆いていた。

その後も優勝フィーバーでイベントなどに引っ張りだこ。反動があったのかもしれない。今年は5月に2軍降格。両リーグ最多の23失策と三塁守備でも課題を残した。最終的には自己ベストの打率2割6分8厘を残し、16本塁打、70打点まで数字を引き上げたが、自他ともに到底、納得できるシーズンではなかった。

藤川新監督とは面識がある程度。自身の起用法も含め、先行きは分からず「どうなるのかなって」と話すにとどめた。前日19日には近大、阪神の先輩である糸井嘉男氏から「監督交代がいい方向に向くように」と激励された。それを受け「いいきっかけになればと思います」と呼応した。

甲子園で22日から始まる秋季練習、そして11月に約3週間行われる安芸キャンプ。「(今年の)反省点もあるので、課題を練習していきたいです」。佐藤輝のキャリアの中でも重要な意味を持つ1カ月になるかもしれない。【柏原誠】

◆佐藤輝の「秋」 1年目の21年はコロナ禍で高知キャンプがなく甲子園での秋季練習に参加。シーズン中から左膝痛を抱えていたことが判明し、走塁系の練習には不参加など一部別メニューで行った。2年目の22年は侍ジャパンの強化試合に出場し、3年ぶりに開催された高知・安芸での秋季キャンプは途中参加。特守を背中の張りで途中離脱するなど体力面での課題が露呈し、岡田監督から「変わらなアカン」などと苦言を呈された。昨年は侍ジャパンの一員として「アジアプロ野球チャンピオンシップ」に出場。安芸での秋季キャンプは完全不参加で、岡田監督は「それが一番残念や」と嘆いていた。

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