サンフレッチェ広島は20日、元日本代表MF青山敏弘（38）が今季限りで現役を引退すると発表した。12月1日の北海道コンサドーレ札幌戦（午後2時開始、エディオンピースウイング広島）で現役引退セレモニーを行う予定だ。
青山はクラブを通じ、「21年のキャリア全てを広島でプレーさせていただいたことに、大きな誇りを感じています。クラブ、チームメート、ファン・サポーターの皆様のこれまでの大きな支えに深く感謝いたします」とコメントした。
今後のJリーグは残り4試合。首位に立っている。「僕には新スタジアムで優勝という大きな夢があります。皆様と喜びを分かち合うために、残りのシーズンを共に闘います。このクラブと自分自身の力を最後まで信じて」と力を尽くす覚悟を言葉にした。
岡山・作陽高から04年にプロ入り。広島一筋でJ1、J2通算479試合出場で24得点。守備的MFから攻守でチームをけん引してきた。12、13、15年には主力としてJ1制覇に貢献し、ベストイレブンに選出され、15年は最優秀選手（MVP）にも輝いた。日本代表として国際Aマッチ通算12試合出場で1得点。14年FIFAワールドカップ（W杯）ブラジル大会にも出場した。
