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昨年準Vの東海大札幌が4強一番乗り 双子の弟、4番太田勝馬が全3打点マーク/北海道


秋季高校野球北海道大会の準々決勝で、東海大札幌がクラークを3-1で退け、4強に進出しました。大会では4番を務める2年生の太田勝馬選手が、全ての打点を挙げる活躍を見せ、チームを勝利に導きました。勝馬選手は試合後、「自分がみんなを助けたいという気持ちで挑んだ」と述べ、プレッシャーを感じつつも力みを抑えてプレーしたことを語りました。昨年の準優勝から、今大会でさらなる高みを目指す東海大札幌は、兄弟選手である太田勝心選手と共にチームの勝利を目指しています。彼らは自宅でも練習を重ね、互いを励まし合いながら戦っています。彼らの主張は「一戦必勝で全員で勝ち上がっていく」ことで、センバツへの切符を手にするため、さらなる勝利を誓います。

※写真はイメージ

<秋季高校野球北海道大会:東海大札幌3-1クラーク>◇20日◇準々決勝◇大和ハウスプレミストドーム

昨年準優勝の東海大札幌がクラークを退け、4強一番乗りを果たした。4番の太田勝馬(しょうま)内野手(2年)が、チーム全3打点をたたき出した。1回1死満塁で先制の右犠飛、3回1死三塁では左前適時打で2点目、2-1の7回2死二塁では左翼線への適時二塁打で3点目を追加した。「全道(大会)に入ってから自分はみんなに助けられてばっかりだったので、今日の試合は自分が打って、みんなを助けたいっていう気持ちだった」と振り返った。

今秋から4番を任される。札幌地区では8打数4安打で打率5割を記録していたが、今大会は1、2回戦で7打数1安打と調子を落とした。「プレッシャーというか、力が入っていた」。この日は力みを抑え、「4番にずっと置いてもらっているので、期待に応えられた」とうれしそうだった。

双子の弟。兄の太田勝心(まさむね)外野手(2年)とともに甲子園を目指して入学した。昨秋、先に背番号をゲットしたのは、3分違いで生まれた兄だった。決勝でも先発する姿を、自分は応援することしかできなかった。「すごい悔しくて。兄からベンチでの出来事とかを教えてもらって、自分もイメージして、『来年の春と夏は絶対に入ってやる』って気持ちでやっていた」。誓ったとおり、今春からベンチ入り。今度は勝心がベンチから外れ、今秋ついに2人そろって主力を勝ち取った。

準々決勝の舞台で4番が勝馬、5番が勝心と、太田ツインズで主軸を担った。自宅でも一緒に素振りをしてお互いにアドバイスをする仲の良さ。「今日は俺たち2人でチームを勝たせるぞ」とともに気合を入れて臨んだ。

昨年あと1歩で逃したセンバツまであと2勝。14年以来10年ぶりの全道制覇へ主砲は「やっていくことは変わらない。自分たちの野球をいつも通りして、一戦必勝で全員で勝ち上がっていきたい」と誓った。

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