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【ソフトバンク】近藤健介、不屈V2ラン「驚異的な回復」小久保監督ギリギリまで悩んだ先発起用


プロ野球のクライマックスシリーズファイナルステージ第2戦、ソフトバンクが7-2で日本ハムを下し、キーマンとなったのが外野手の近藤健介選手だった。右足首の捻挫から復帰2戦目となるこの試合、近藤は1回裏の2死一塁で勝ち越しの2点本塁打を放った。4番打者の山川が同点打を決めた直後に続くこの一打は、右足で地面を強く踏み込み、力強いスイングで右翼席に飛び込む特大アーチを描いた。復帰の決意を監督に伝え、打撃には自信があったと語る近藤は、試合前日の指揮官との話し合いを経てスタメンの座を獲得。監督の小久保は、「驚異的な回復」としながらも、試合ごとに慎重に起用を判断する意向を示した。

ソフトバンク対日本ハム 1回裏ソフトバンク2死一塁、近藤は右越えに勝ち越し2点本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)

<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク7-2日本ハム>◇第2戦◇17日◇みずほペイペイドーム

右足で強く地面を踏み込む。直後にバットを高々と突き上げた。「いい感じで踏み込めたと思います」。ソフトバンク近藤健介外野手(31)が初回、不屈の決勝2ランを放った。

0-1の1回2死二塁、4番山川に同点打が生まれた。「アグーさん(山川)が打ってくれたので、だいぶ楽に打席に立てました。そのままの勢いで」。2死一塁で右翼席に特大アーチ。右足首の捻挫から復帰2戦目とは思えない弾道だった。「甘いボールがきたらしっかりスイングを仕掛けていこうと」。鉄人の1発に本拠地が沸いた。

ファイナルステージ開幕の前日、小久保監督と2人で話し合った。右足首の負傷から1カ月。出場するか、しないか。近藤は指揮官に出場への熱意を伝えたという。「バッティングは問題ないと伝えました。(走塁も)これぐらいできるっていうのは見てもらって。あとは監督の判断だと思ってました」。

小久保監督は「今後の野球人生に影響があるかないか」という観点で深く悩んだ。最終的には「この1週間ぐらいで急にグッと上がってきた」という走塁面を考慮してスタメン起用を決断。「ケガの具合からいくと驚異的な回復」と話す一方で「明日も練習が終わるまではスタメンが決まりません」と慎重に患部の状態を見定めていく。

リーグ優勝時のスタメンにはいなかった。「終盤は迷惑をかけたので」。仕事人が4年ぶりの日本シリーズに導く。【只松憲】

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