<W杯アジア最終予選:日本1-1オーストラリア◇15日◇C組◇第4戦◇埼玉
日本代表とオーストラリア代表のライバル対決は1-1のドローに終わった。 主将のMF遠藤航が体調不良でベンチ外の中、MF守田英正(29=スポルティング)が主将マークを巻いてボランチの一角に入った。オーストラリアは日本の攻撃を徹底的に研究し、5-4-1のブロックで日本の攻撃を自由にさせず、守田も最終ラインに下りて攻撃の組み立てに参加するなど、苦戦を強いられた。
守田は「相手の方が、僕たちに対して効果的なサッカーをしていた印象。思っていたサッカーができなかった」と悔やんだ。
失点場面については「あの形を作られていること自体が問題」とし「(オウンゴールをした谷口)彰悟さんの部分だけでなく、結局はセカンドを前向きに拾われてそこからの失点。攻撃でバランスを取れていないと、(ボールを)失った後、バランスが悪い中で守備をしないといけない。相手がオーストラリアだったからこれで済んだけど、これがより強い相手だったらもっと失点してもおかしくなかった。守備と攻撃はセット。僕は攻撃の配置をもっと見返す必要があると思う」と持論を展開した。
W杯に5大会連続出場をしているオーストラリアに勝ち点1。追いついてのポジティブな引き分けだが守田は「僕はホームなんで勝たないといけなかった」と厳しかった。攻守に奮闘しプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれるも「選ばれたことは嬉しいですけど。自分では不甲斐ないパフォーマンスだったと思う」と不完全燃焼で終わった悔しさを言葉にした。