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春秋連覇王手の関学大は報道志望“持ってる男AOKI”同点打 地元テレビ局内定のスーパーサブ


関学大対関大 7回裏関学大2死満塁、青木は左前適時打を放ちポーズをとる(撮影・藤尾明華)

<関西学生野球秋季リーグ:関学大5-5関大>◇14日◇第6節3回戦◇南港中央

秋のリーグ戦で首位を走る関学大の“持ってる男”が貴重な同点打を決めた。

伝統の「関関戦」で1点を追う7回2死満塁。ベンチのミラールームから戦況を見つめていた青木幹太内野手(4年=出雲)が代打を告げられ、打席に向かった。会心のスイングで5-5に追いつく左前タイムリー。本荘雅章監督(53)の「食らいついていけよ」の言葉通り、ファーストストライクを見事にはじき返し、一塁塁上から両手を天に突き上げた。

島根・出雲高校出身。4年春に初めてベンチ入りを果たすと、立命大戦で代打サヨナラ打を放った。“持ってる男”と認知され、代打の切り札としてここ一番で起用されるようになった。

日課はごみ拾い。野球とともに、チーム周辺の環境美化にも力を入れている。マネジャー陣は「青木さんには神様がついている。人間のかがみ」とうなるほどだ。この日は同点打を打ってお役御免となったが、その後もバット引きなど裏方としても奔走した。卒業後は故郷島根の魅力を発信したいとの思いが実り、地元テレビ局への就職が内定。報道記者を志すという。

12日の関大との1回戦では、3月の侍ジャパンにも選ばれたプロ注目左腕、金丸夢斗投手(4年=神港橘)から代打で四球を選び、雄たけびを上げて一塁へ疾走。無邪気で懸命な姿がチームに勇気を与えている。

この日は青木の一打で延長12回引き分けに持ち込んだ。勝ち切れば65年ぶりの春秋連覇だったが、王手の状況は変わらない。19日からの第7節で京大から勝ち点を挙げれば、2季連続17度目(旧リーグを含む)の優勝が決まる。青木は「とにかく目の前の一戦に全力で戦って、何とか勝ちます」と力強く貢献を誓った。【中島麗】

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