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【日本代表】13本シュート浴びながら無失点快勝 強豪サウジアラビア相手に守備強度見せつける


【ジッダ(サウジアラビア)10日(日本時間11日=岩田千代巳】日本(FIFAランキング16位)がサウジアラビア(同56位)を2-0で下し、過去3戦全敗だった敵地で価値ある1勝を挙げた。前半14分、MF鎌田大地(28=クリスタルパレス)がジッダの日本人第1号のゴールで先制。後半に右CKから小川航基が頭で追加点を奪った。完全アウェーの中、守備でも11人が集中を切らさず、ジッダでは初の無失点に抑えた。これで3戦全勝の勝ち点9で首位をキープ。最終予選初戦から日本が3連勝するのは初。日本の強さは本物だ。

過去3戦全敗の地で初の無失点も達成した。90分を通して1対1のデュエル(決闘)で負けない。敵将はイタリア代表監督も歴任した名将マンチーニ氏。日本の武器の「両ウイングバック」を封じるため3バックから4バックに変更して臨んできた。相手の4バックは想定内。序盤こそ、右WBの堂安律(26=フライブルク)の背後を狙われひやりとする場面もあったが、堂安は速いプレスバックで得点を許さなかった。

1-0の前半27分には立て続けに3本のシュートを浴びるも、DF町田、板倉、MF遠藤、三笘が複数人で3連続ブロック。板倉は「アウェーで、あのメンタリティーは絶対に必要。みんなの集中があそこで出た」と振り返った。

1対1の強さが際だったことに、堂安は「普通に考えて僕たちは欧州でやってるんで。サウジリーグでやっている人に負けたらダメ」とサラリ。「危なげないように見えても、かなり集中して、ピリッと90分守れた」と手応えを口にした。

1月のアジア杯カタール大会は、先制点を守り切れず、イランに敗れ8強止まりだった。今回は13本のシュートを浴びながらも、したたかに守り切った。進化のカギは森保采配にある。「前線の選手の守備意識がないと、今の代表に入れないようになっている。そこをはっきり言ってくれる監督がいると、示しがつく。そこが今のベース」と堂安。互いが守備強度を触発し合い「戦う集団」のレベルが上がっている。

アジアの強豪国に攻撃的3バックで勝ちきった。攻撃時は前線に人数をかけ、状況に応じて5バックでブロックを敷く。試合運びも完ぺきだった。鬼門の地での無失点での快勝は、森保ジャパンの進化を確実に示している。【岩田千代巳】

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