ドジャース大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、パドレスとの地区シリーズ第5戦を翌日12日(同12日)に控えて会見に臨んだ。2勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ進出をかけた一戦への心境を語った。一問一答は以下の通り。
-アップダウンが激しいシリーズ、クラブハウスの雰囲気は
「試合前もかなり雰囲気良かったですし、それがゲームにいい影響を与えていたと思うので、いい雰囲気だったかなと思います」
-シーズン感情がたくさん出ている
「長いシーズンの戦い方と短期決戦は少し違うと思うので、そういうところでフィールド上で多くの選手が感情的になる理由かなと思います」
-WBCの決勝など、そういう大舞台でパフォーマンスを発揮できるのは
「戦い方の違いはあると思うんですけど、あまり多く考えずに、自分のやることに徹したいと思ってますし、チームとして勝つことを大前提に、そこに対して、自分がどれだけ貢献できるのかってところを心がけたいと思います」
-第4戦、打線のつながりがあった
「オフェンスも、点をとったあとも、もっともっと取れるという雰囲気でしたし、ディフェンスもブルペンが素晴らしい仕事をしてくれて、全員でつかみとった勝利だと思うので、それを明日も出来れば、必ず勝てるんじゃないかなと思います」
-感情が出ることに対して、びっくりしているか
「びっくりはしていないですかね。それも含めて自分だとは思うので、感情的になるのがいいとか悪いとかではなく、相手にリスペクトを持ちつつ、チームを鼓舞するような、そういう感情っていうのはいいんじゃないかなと思います」
-ダルビッシュ有との対戦
「前回も素晴らしいピッチングでしたし、これ1つっていうことなく、満遍なく、投球できるのが一番、素晴らしいかなと思うので、明日かなり、個人的に由伸との投げ合いもありますし、楽しみにはしているので、どういうピッチングをされるのかなっていうのは、プレッシャーもあるとは思いますけど、個人的に楽しみにはしてます」
-得点圏で打っているのは、何かアプローチで変えたことが
「特別なことはしてないですね。昨日でいえば、四球をとれているので、そういう点では良かったかなと思いますし、得点圏に関しては、作ってくれた、バッターの仕事が素晴らしい仕事だと思うので、相手にもプレッシャーかかってますし、そこで自分の仕事が今のところできているだけかなと思います」
-前日、三塁塁審に感情を示した
「もう忘れました(笑い)」
-ダルビッシュとの対戦で、難しいこと
「1つの型に収まることなく、どういう状況でもうまく投げられる、強さがあると思うので、自分もそこに対応していきたいですし、チーム自体も、そこに対応していくっていうのが、大きなことかなと。その時、その時に合わせる、どのピッチャーもそうですけど、そこが一番、うまい投手かなと思います」
-勝つか負けるかで大きな違い
「昨日かの継続だと思うので、昨日の試合前も言いましたけど、2連勝するゲームだと思ってますし、その1勝目をとったというだけなので。後半戦だと思ってます」
-大歓声の中で打席に入る感覚とはどんなもの
「歓声がすごいなっていう。それ以外はあんまり集中しているので分からないですね」
-敵地から本拠地に変わる。ファンの存在の意味は
「僕よりも相手の方がプレッシャーがかかると思うので、僕自身は、味方が多いっていう自信というか、そう思って打席に立ちたいですし、相手に負けることなく、強い気持ちを持って、打席に立てればいい仕事ができるのではないかなと思います」
-マイナスになるような要素をプラスに変える、変換する作業は自然なものか、俯瞰(ふかん)して抑えているのか
「本当に、いいことも悪いこともほとんど忘れているので、1戦目の全体的な感じも忘れてますし、短期決戦は特に、終わったことは、全部終わったあとに振り返ればいい、そんな感じなので。本当に明日勝つことだけに集中して出来ていれば今はいいかなと思います」
-球場を離れてから、野球のことは考えるのか
「どっちもありますかね。シーズン中もそうですけど、基本的に、帰って自分の時間を過ごす、家族と一緒に過ごすこともありますし、ふと思ったときに、バットを振るときもありますし、それは、どっちを必ずやらないといけない、ということではなくて、その時その時で違うと思います」
-2つ勝つだけ。最悪を想定しておくのか、最高をイメージしておくのか、後者だと思うが、どういう思考か
「必ずしも後者がいいとは思わないですけど、ゲームに臨むにあたって、リスクを回避する方法が正解の時もあるので、そういう意味では最悪を想定するのも大事ですし、その時の状況によって、それは自分の気持ちのバランスというか、一番大事。その時にどっちの選択をしうるかっていうのが、大事かなと思います」
-あの時は、後者をとるけど、場面場面で変えていく
「あの時はあの時で。自分がそう思っているので、そう思わなければいけないのではなくて、本当にそう思っていると」
-足でプレッシャーをかけていくことに関して
「基本的にシーズン中も、それがポストシーズンであってもなくても、どういうシチュエーションでも走れる時に走っているので、それが明日でもそうですし、開幕の1戦目でも、特に盗塁に関しては、やることは変わらないので、明日も出たら積極的に狙っていきたいなと思います」