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【高校野球】クラークが5年連続6度目全道大会出場!最速145キロ右腕・辻田丞が公式戦初完封


クラーク対滝川西 9回裏2死一、三塁、クラーク辻田投手(中央)は滝川西の最後の打者を打ち取り、千葉捕手に抱きかかえられる(撮影・中島洋尚)

<秋季北海道大会空知地区予選:クラーク1-0滝川西>◇7日◇代表決定戦◇滝川市営

クラークの最速145キロ右腕・辻田丞投手(2年)が、公式戦初の9回完封勝利。3回に9番・大橋正義一塁手(2年)のソロ本塁打で挙げた1点を守りきり、5年連続6度目の全道大会(16日開幕、札幌・大和ハウスプレミストドーム)出場を決めた。

1点差のまま迎えた9回2死一、三塁。杉谷瑠生(るい)中堅手(2年)が、朝方の雨でぬれた芝生に足をとられながらも滝川西の7番打者の飛球をつかむと、辻田が右手こぶしを握り締め、雄たけびを上げた。長打を打たれれば逆転サヨナラ負けのピンチをしのぎきった。「今日は最後まで投げるつもりでした」と辻田。6安打を浴びながらも、要所では得意のチェンジアップと剛速球のコンビネーションで9三振を奪い、滝川西打線に得点を許さなかった。

「抑え続ければ勝てる」。背番号3の右腕に自信を与えたのは、3回に「小学生の時にも打ったことのない」という生涯初本塁打を、98メートルの左翼ポール際に打ち込んだ大橋内野手だった。辻田の登板時だけ一塁手で先発する9番打者の一振りが、試合を決めた。「レフトフライかと思ったら、三塁コーチャーが飛び跳ねていたので、ホームランと分かりました」と大橋。唯一の1点が、序盤にやや制球を乱した辻田の投球に、安定感をもたらした。

かつて同じクラークの背番号3で、明治神宮大会、センバツ甲子園で躍動した兄旭輝(あさひ)投手(20=亜大)の背中を追う。大会前、エース番号の1番をもらえなかったことを「悔しい」と電話で伝えると、兄は「俺が3番だったからだな。ごめん」と謝り、なぐさめてくれたという。「全道大会でも結果を出して、甲子園は背番号1」と辻田。全道代表決定戦の初完封でクラークと、自分の未来を開いた3番のエースが、2年ぶりの頂点に向けて力を込めた。

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