<明治安田J1:浦和0-1C大阪>◇第33節◇5日◇埼玉ス
浦和レッズはセレッソ大阪にセットプレー1発に泣き3連敗となった。
今夏、欧州から復帰したMF原口元気(33)は、埼玉スタジアムで初先発。前半はトップ下でプレーし、後半からボランチに入った。前半は攻撃のリズムがつくれずシュートはわずかに2本。後半はシュート7本と押し込む場面が多かったが1点が遠かった。
原口は、セレッソ大阪のハイプレスに、逃げずに後方から攻撃を組み立てたトライを挙げ「スコア的には残念でしたが、前の2試合よりはトライできた。(つなぐことを)放棄して蹴って失って、ではなく、トライしようとしての試合だった。この1週間準備したことは出たので次につながる」と振り返った。
トップ下での起用に、スコルジャ監督から「前で起点になってほしい」と役割を与えられた。だが、トップ下にボールが入ることはほとんどなく前半が終わり「あまり起点にはなれなかった」と悔しそうな表情を浮かべた。
後半はボランチに入り、ドリブル突破を見せるなど攻撃を活性化させた。原口は「ボールは持て始めたし周りも良くなったし裏への動きも増えた。前半なかった動きが増えてきて、あの感じを前半からできたら理想だが、前半からできないのが課題」と話した。
3試合連続無得点と厳しい状況が続く。原口は「結局、最後はクオリティー」と話す。国際Aマッチ期間で、2週間の準備期間がある。原口は「ファイナルサードの崩し方を練習できたらいい。そうしたら変わってくる」と前を向いた。