アジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）でヴィッセル神戸戦（2日、ノエスタ）を控える山東泰山（中国）は1日、試合会場のノエスタで公式会見と公式練習を行った。
公式会見には韓国人の崔康熙（チェ・ガンヒ）監督（65）と中国代表DF高准翼（ガオ・ジュンイー、29）が出席。11～13年に韓国代表監督を務め、全北現代（韓国）の指揮官として06年と16年に2度ACL制覇も成し遂げている名将は「ACLEでいい結果を残すには、明日の試合で勝つことが重要。ホームではアグレッシブに攻める必要があるが、アウェーでは違う戦い方をするつもりだ」とコメント。3－1で勝利した初戦のセントラルコースト（オーストラリア）戦とは異なる戦術で挑むことを示唆した。
9月5日に行われたW杯最終予選の日本戦にも途中出場したガオ・ジュンイーは「神戸の11番（FW武藤嘉紀）と10番（FW大迫勇也）は知っている。組織としてプレーする中国人選手にも注目してほしい」と話した。
午後5時からの公式練習では、外国人助っ人たちも元気な姿を見せた。
前回大会の川崎フロンターレ戦で2ゴールを決めたFWクリサン（28）と、浦和レッズを破った浦項（韓国）で活躍し、浦和戦でも得点したFWゼカ（27）のブラジル人コンビや、セントラルコースト戦で2得点した元ジョージア代表MFバレリ・カザイシュビリ（31）も軽快な動き。前回8強の強豪は、神戸戦に良い状態で臨めることをうかがわせた。【永田淳】
