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東京Vが終盤の同点弾でドローに持ち込む G大阪は先制するも勝てずリーグ8戦未勝利に


G大阪対東京V 試合終了間際、左サイドからシュートを決めガッツポーズする東京V森田(左)(撮影・和賀正仁)

<明治安田J1:G大阪1-1東京V>◇28日◇第32節◇パナスタ

ガンバ大阪と東京ヴェルディの1戦は1-1のドローに終わった。

前半はアウェーの東京Vが効果的な試合運びを見せた。FW木村勇大(23)が前線で裏抜けや体を張ったプレーで存在感を見せ、2シャドーやボランチの飛び出してチャンスも作った。前半16分には流動的な攻撃から最後はFW山田楓喜(23)がペナルティーエリア内で左足を振り抜いたが、これはG大阪守備陣が体を張って守った。

同30分ごろからはG大阪が事前の狙い通り、相手陣内に押し込む展開に持ち込んだが、人数をかけて守る東京Vを崩しきれないままハーフタイムを迎えた。

後半に入ってG大阪は7月14日サガン鳥栖戦以来の復帰戦となったDF半田陸(22)、東京VはMF見木友哉(26)らを投入して活性化を図る。その中で後半29分、ついにG大阪が試合を動かした。

DF福岡将太(28)が浮き球のパスを中央へ送ると、これを途中出場のFW坂本一彩(23)が落とす。受けたFW宇佐美貴史(32)が狭いエリアにスルーパスを通し、最後はMFダワン(28)が左足でネットを揺らした。

それでも諦めない東京Vは、敗戦濃厚と思われた後半アディショナルタイム、FKのこぼれ球をMF森田晃樹(24)がダイレクトでシュートを放つと、これがG大阪DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれ、劇的にドローに持ち込んだ。

ホームで追いつかれたG大阪は、これでリーグ8戦未勝利。またもトンネルを抜けることはできなかった。

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