starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【天皇杯】3戦連発佐々木大樹“天皇杯男”襲名「プレッシャー力に変え」中3以来主将で4強導く


神戸対鹿島 試合後もサポーターとととに勝利を喜ぶ神戸佐々木(撮影・和賀正仁)

<天皇杯:鹿島0-3神戸>◇25日◇準々決勝◇ノエスタ

ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズを3-0で破り、5大会ぶり4強に進出した。

リーグ戦から先発全員を入れ替えて臨んだ神戸は、MF森岡亮太(32)のゴールで先制すると、後半38分にFW佐々木大樹(25)が追加点を決めて、勝利を決定付けた。左からのサイドチェンジをFW宮代大聖(24)が折り返し、MF井手口陽介(28)がワンタッチしたボールを、ゴール前の佐々木が軸足を滑らせながらも右足ボレーでネットを揺らした。今大会では、3回戦の徳島ヴォルティス戦と4回戦の柏レイソル戦に続く3戦連続弾に、佐々木は「最近ボレーのシーンは多かったので、修正して面に当てられた。いろんな重圧もあったが、プレッシャーを力に変えてプレーできた」と胸を張った。

ゴールの4分前には、GKがはじいたボールに反応して決定的なシュートを放ったが、ゴールライン上でDFにクリアされていた。決められなかった悔しさがあったが、直後にDF酒井高徳から声をかけられて、切り替えた。「『続けろ、続けろ、ゴールは必ずついてくるから』って。(酒井)高くんに感謝です。下を向かずにやった結果がゴールにつながった」。佐々木は先輩への感謝を忘れなかった。

この試合では、プロになって初めて主将を務めた。吉田孝行監督(47)から任命された際には「勘違いすんなよ」と言葉をかけられたと笑うが、試合前の円陣では主将らしい振る舞いもした。「覚えてないけど、チームの士気をちょっと上げるようなことは言ったかなと思います(笑い)」。キャプテンマークを腕に巻いたのは中学3年以来ということだが、その任務をしっかりと果たした。

チームの4強進出は、初優勝を果たした99回大会以来5大会ぶり。京都サンガF.C.との準決勝に向けて佐々木は「今日みたいなタフなゲームが続くと思うし、総力戦だと思うので、一丸となってやるだけ。絶対に勝利したい」。酒井から「“天皇杯男”の自覚を持ってやれ」と伝えられたという25歳は、神戸を頂点まで導く意欲を見せた。【永田淳】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.