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【G大阪】パリ五輪前に左腓骨痛めた半田陸が実戦復帰 J3との練習試合に60分間出場


奈良クラブとの練習試合で実戦復帰したG大阪DF半田陸(撮影・永田淳)

ガンバ大阪は23日、大阪・吹田市内の練習場でJ3奈良クラブとトレーニングマッチを行い、MFダワン(28)とMFファン・アラーノ(28)のゴールで2-0で勝利した。

この試合で左腓骨(ひこつ)を痛めて離脱していたDF半田陸(22)が実戦復帰を果たした。30分×2本で行われた試合で、1本目はセンターバックに入り、2本目は右サイドバックでプレー。相手の攻撃が少なく、守備機会は限られたが、的確なカバーやインターセプトを披露。攻撃ではサイドから中央に入ってプレーする時間も作り、2本目の10分には攻め上がって決定機も演出した。

7月14日サガン鳥栖戦以来の実戦となった半田は「そんなに守備の時間もなかったし、1対1をするタイミングもなかったけど、60分間できたことが良かった」と自身の復帰を喜んだ。

パリオリンピック(五輪)初戦前の紅白戦で負傷して、五輪での出場はかなわなかったが、離脱期間を「あらためて自分の体を作り直せたし、いい時間になった」とポジティブに捉える。筋力や体のバランスを調整することができたといい「それが早く実感できれば」と公式戦での出場を心待ちにする。

7戦未勝利と白星から離れているチームに早く貢献したい気持ちもある。「守備を安定させることが、自分の1番やらなきゃいけないこと。それに加えて、攻撃のところでのクオリティーを上げなきゃいけないし、得点につながることをやっていければ」と自身の役割を認識。ダニエル・ポヤトス監督(46)が復帰したばかりの半田起用をどう判断するかは不明だが、半田自身は「試合をしたい気持ちはあります」と28日の東京ヴェルディ戦(パナスタ)からの出場に意欲。守備力の高い半田の復帰は、4試合失点が続いているG大阪にとって非常に頼もしいものになる。【永田淳】 

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