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【清水】藤枝との静岡対決制し首位再浮上「興奮で覚えていない」後半1得点1アシストの西沢健太


後半、同点ゴールを決めて雄たけびを上げる清水西沢(左)(撮影・神谷亮磨)

<明治安田J2:清水3-2藤枝>◇22日◇第32節◇藤枝サ

清水エスパルスが3-2で藤枝MYFCとの県勢対決を制し、首位に返り咲いた。1点を追う後半にMF西沢健太(28)が1得点1アシストの活躍を見せ、逆転に貢献。18試合ぶりに先発復帰した下部組織出身の生え抜きが、リーグ終盤での大一番で輝きを放った。藤枝はFW矢村健(27)の4試合連続ゴールで先手を取ったが、後半に3失点。今季2度目の4連勝を逃した。

◇  ◇  ◇

くすぶっていた思いが爆発した。1点を追う後半7分。西沢が反撃の口火を切った。味方からのパスを右足ダイレクトでゴール右隅へたたき込んだ。オレンジに染まったスタンドに向かって雄たけび。「まだ同点だったので。『ここからいくぞ』という気持ちだった」。下部組織出身の生え抜きが決めたことも、反撃ムードをさらに加速させた。

同13分に右CKを獲得すると、西沢はスタンドの声援をあおった。ボールをセットし、鋭く曲がるクロスを供給。飛び込んできたDF住吉ジェラニレショーン(26)にドンピシャで合わせ、試合をひっくり返した。18戦ぶりの先発復帰で1得点1アシスト。自身のゴールも「興奮で覚えていないぐらい」と無我夢中で走り続けた。

試合後は「本当に苦しかったし、ここまで長かった」と胸の内を明かした。今季初先発となった5月6日群馬戦で1得点を挙げ、調子を上げてきた中で悲劇に見舞われた。同19日の練習試合で右鎖骨を骨折。全治3カ月のケガに「何でこのタイミングなんだろう」と心が折れかけた。

それでも、地道なリハビリに励み、戦列復帰。起用した秋葉忠宏監督(48)も会見で涙を流しながら復帰を喜んだ。チームも4試合ぶりに首位の座を奪い返し、次戦は聖地国立で2位横浜FCと頂上決戦に臨む。西沢は「優勝に向けて前進できるかが試される試合。地に足をつけて準備したい」と言った。残り6試合。頼もしい男の復帰を合図に、清水がラストスパートに入った。【神谷亮磨】

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