<WEリーグ:新潟レディース2-1長野>◇15日◇第1節◇長野Uスタジアム
アルビレックス新潟レディースが、長野との「信越ダービー」を2-1で制し、リーグ開幕戦を白星で飾った。
まずは先輩が決めた。前半15分、MF滝川結女(25)がエンドラインギリギリから左足でニアをぶち抜き、古巣相手に先制弾をお見舞いした。「立ち上がりってこともあったし、キーパーがマイナスに少し引っ張られていたのが見えたので、ニアにうまく入れられた」と喜んだ。
後半40分にPKを沈められて同点とされたが、同44分に途中出場の高卒ルーキー・FW那須野陽向(18)のプロ初ゴールで勝ち越した。
滝川は、昨季にキャリアハイの5得点を挙げて、チームの顔ともなった。「結女ちゃんから結女さんに変わらなくてはいけない」と今季からは副主将にも就き、「2ケタ得点」を目標にシーズンをスタートさせた。ここまでクラシエ杯を含め、開幕から公式戦3戦2発と好調をキープ。「下の子たちにも示していく」と意気込んでいた“結女さん”が、覚醒の予感だ。