【神戸】再開戦も基準以上のプレーで勝利へ 吉田監督「やらなきゃいけないことを緩めないこと」

C大阪戦に向けたオンライン取材に応じる神戸の吉田孝行監督（C）VISSEL KOBE

ヴィッセル神戸は12日、リーグ再開となるセレッソ大阪戦（13日、ノエスタ）に向けて、神戸市内のいぶきの森球技場で最終調整した。

首位のサンフレッチェ広島と勝ち点3差で3位の神戸は、残り9試合に向けても緩みなく戦うことを再確認した。吉田孝行監督（47）は中断明けの試合を前に「特別な何かをやったというわけではない。積み上げよりも、自分たちの基準とか、やらなきゃいけないことを緩めない。そこが大事になってくる」。相手は7戦勝ちのないC大阪となるが「相手も修正してくるので、それを上回らなきゃいけない」と話し、あくまで自分たちのベースを発揮する戦いをすることを重要視した。

目の前の1戦に集中する考えは選手にも浸透しており、MF扇原貴宏（32）は「勝ち点3差まで詰められた。自分たちは1試合も落とせる試合がない。結果だけを求めて戦いたい」と話し、GK前川黛也（30）は「僕たちは勝つしかない。1つ1つ勝っていくこともあるし、得失点差も大事になるので、得点と失点ゼロは大事にしていきたい」と意気込んだ。【永田淳】