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新潟医療福祉大FW吉田晃盛「ライバル視」筑波大FW内野航太郎 12日総理大臣杯準決勝


右足シュートを放つ新潟医療福祉大・吉田(撮影・小林忠)

総理大臣杯・全日本大学サッカートーナメントの準決勝が12日、いわぎんスタジアム(岩手)で行われる。北信越勢で初めて4強入りした新潟医療福祉大(北信越1)は、4度目の優勝を狙う筑波大(関東5)と対戦する。大一番を翌日に控えた11日は、岩手・北上市で最終調整。チームは初戦から3試合で11得点と攻撃陣が好調を維持する。得点源のFW吉田晃盛(3年)が、初の決勝進出に導くゲットゴールを誓った。

◇  ◇  ◇

勝利につながるゴールを渇望する吉田が、筑波大戦の前日練習で何度もゴールネットを揺らした。今大会は2回戦の常葉大(東海2)戦で2得点を挙げたが、満足感は全くない。注目度がさらに増すここからの戦いに向け、「チームは勝ち進んでいるが、個人的には悔しさが大きい。ここまでの3試合に比べて体は動いている。助けてもらった試合もあるので、次は得点で助ける側になりたい」と目をギラつかせた。

ゴールに迫るレパートリーは豊富だ。パンチ力のある両足キックを武器に強引にフィニッシュに持ち込んだかと思えば、相手マークを一瞬の動きで外し1タッチでラストパスを仕留める。佐熊裕和監督(60)は「得点以外の貢献度も高い。次も前で起点になれる」と期待を込める。176センチ、67キロと決して大きくはないが、体の強さを生かしたポストプレーも光る万能型。3試合で1失点の堅守を誇る筑波大に対しても「相手のセンターバックを上回り、役割を果たす」と真っ向勝負を制する決意だ。

相手は関東大学リーグ1部で首位を走る強豪校。最前線にはU-23日本代表として4月のU-23アジア杯カタール大会に出場したFW内野航太郎(2年)がいる。同じ点取り屋としてライバル視する吉田は「全国大会で勝負を決めるのは結局、ストライカー。内野君に負けないよう、結果と存在感を残す」と力強く誓った。誰よりも多くゴールネットを揺らして主役になり、決勝の舞台に立つ。【小林忠】

◆吉田晃盛(よしだ・こうせい)2003年(平15)7月17日生まれ、福岡・北九州市出身。小倉南FCジュニアユースから九州国際大付高(福岡)に進み、3年時にプリンスリーグ九州で得点ランク2位の10得点。新潟医療福祉大では2年からトップチームでプレー。176センチ、67キロ。利き足は右。

○…全試合で先制を許しながら、逆転で勝ち上がってきた。初戦から3試合で11得点5失点。佐熊監督は「先制されないことが理想」としながらも「失点してもバタバタしないで得点を重ねている部分は成長を感じる」と評する。ここまでの得点者は8人。FW漆舘拳大(2年)、MF森駿人(1年)ら途中出場勢もゴールを挙げており、全国の舞台で理想的にチーム力の底上げも進む。筑波大との大一番へ「特別なことはしない。ここまで積み上げてきたサッカーで勝負する」とうなずいた。

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