<JFL:アトレチコ鈴鹿2-0ヴィアティン三重>◇8日◇三重・四日市市中央陸上競技場
JFLアトレチコ鈴鹿にJ2横浜FCから期限付き移籍したFWカズ(三浦知良、57)が後半から途中出場し、自身が持つ57歳139日のリーグ最年長出場記録を57歳195日に更新した。左足で強烈なシュートを放つ場面もあった。
7月にポルトガル2部オリベイセンセから約1年8カ月ぶりの帰還。1カ月の中断期間中は下のカテゴリーとの練習試合では0-6で負けることもあった。危機感を持ったカズは経験などを伝えてチームを鼓舞。しっかりとチームは立て直して、中断明けの公式戦に臨み、勝利を手にした。
主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-三重ダービーの勝利について
「チームが(1カ月の)中断期間に、やってきたことが、今日そのままいかすことができた。いい形で先制点も取れた。練習で何度もやったことをいかせた」
-後半20分ごろからの出場。その前に監督と話をしていたが
「ためをうまくつくってと。ためが非常に大事だと。ディフェンスの部分も話をした」
-三浦選手といえば攻撃のイメージだが、監督は攻撃だけでなく、守備もうまいと話している
「そのとおりだと思います(笑い)経験してきてますので。全員がいい形でハードワークしているからこそ、僕らも動きやすい」
-FKのチャンスでキッカーを務めたが
「入らなかったが、振り抜けたので良かった。上を狙ったが下にいってしまった」
-コンディションづくりで一番気をつけていることは
「日本の夏は東南アジアのような暑さになっている。対策といっても、トレーニングしてケアして、また夜もケアして。しっかり食事をとり、睡眠をとる。それしかない」
-次節に向けて
「チームがまとまって連動してきた。今日良くても来週悪いとだめ。これを続けていくことが大事。順位を1つ上にいくためにも。今日の試合を最低ラインとしていきたい」
-30分くらいの出場でコンディションは
「良くも悪くもない。今日は選手たちに一体感もあり、自分のいいところを出せた。監督が求めていることはやれた。ただフォワードなので、もっとペナルティーエリアに入っていたい」
-この1カ月でチームになじんだか
「まだまだの部分もありますが、性格を含めてだいぶわかってきた。まだ完璧じゃないが」