9月14日に開幕する女子サッカー「SOMPO WEリーグ」の開幕イベントが26日、都内で行われ、開幕戦で戦う2チームが壇上で決意を表明した。
プロ野球とJリーグ、WEリーグの「3冠」を目指す両チームが開幕戦で顔を合わせる。INAC神戸レオネッサは、9月14日にノエスタでサンフレッチェ広島レジーナと対戦する。
神戸は阪神タイガース、ヴィッセル神戸が優勝圏内で、広島も広島カープ、サンフレッチェ広島が優勝を狙える位置に付けている。INAC神戸のMF水野蕗奈（23）は「去年は阪神とオリックス、ヴィッセル神戸が優勝して、年明けにINACが皇后杯で優勝している。今年はリーグ優勝をして、取れるなら野球、Jリーグとそろって優勝したい」と意欲を見せた。
広島レジーナのMF滝沢千聖（23）も負けてはいない。昨季は新スタジアムのEピース効果で、平均観客数が約3000人を超えた。WEリーグ杯を制しクラブ創設3年目で初タイトルを手にしている。滝沢は「男子の試合はずっと見てますし、レディースも負けないように頑張りたい。カープも一緒に！」とこちらも「3冠」を誓う。
INAC神戸はGK山下杏也加とFW田中美南が海外に移籍したが、スペイン、韓国、ジャマイカの新助っ人が加入した。水野は「国際色豊かで、コミュニケーションを頑張って取ってます。昨季は得点力が足りなかったので、今季は点を取れるように練習している」と話す。一方の広島レジーナの水野は「これまで3年積み上げてきたものをパワーアップしたサッカーをお見せできると思う」と自信をのぞかせた。
