ヴィッセル神戸から育成型期限付き移籍で加入した横浜F・マリノスDF本間ジャスティン（19）が26日、横須賀市内のクラブ施設での会見に臨み、新天地での活躍を誓った。
この日が19歳の誕生日。4年後のロサンゼルス・オリンピック（五輪）を目指す世代別代表のホープは「マリノスでチャレンジしたいと思ってきました。ここで主力になりたい」と意欲を語った。
対人の強さと縦への推進力あふれる右サイドバック。今月行われたU－19日本代表の合宿明けにオファーが届き、即答した。今季は神戸でカップ戦2試合の出場しかなく、活躍の場を求めた。
同じ港街の神戸から横浜へ。チーム合流初日の練習を終え「練習は1時間ほどでしたが、テンポが早く、強度が高い」。23－24年アジア・チャンピオンズリーグ準優勝チームのレベルの高さを実感した。ハッチンソン監督は「まだ初日ということなので、早くチームのやり方というものを学んでほしい。また、世代別代表の経験が豊富なので、それを生かしてもらえたら」と期待を込めて話した。
大阪生まれの大阪育ちだが、父は米国人。「初めての移籍が関東で周りはみんな標準語。しっかり関西弁でコミュニケーションを取りたい」と言って笑う。今夏はパリオリンピック（五輪）に次世代の代表として練習メンバーとして同行。藤田譲瑠チマのプレーとそのリーダーシップに感銘を受けたという。「一つ一つのプレー強度が違う」と今後への糧をもらった。
チームは直近のJ1リーグ5試合で4勝1敗と好調。低迷していた順位も6位まで浮上した。9月からはアジアチャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）も始まる中、DF松原健らベテラン選手たちとの競争も始まる。「すごい選手いっぱいいるので、早く自分も追いつけるように下からはいあがりたい」と誓った。
移籍期間は来年1月31日まで。背番号は49。
