＜明治安田J1：名古屋1－2広島＞◇第27節◇17日◇豊田ス
名古屋グランパスのホームゲームに、本田圭佑が来場した。名古屋グランパスでプロになり、2007年まで3シーズン在籍。その後、日本代表の主力として何度も豊田スタジアムでプレーしたが、ついに名古屋のホームゲームに来場。試合前にピッチレベルに足を踏み入れた。
13日にネパールのカトマンズで、ブータンの強豪パロFCの一員としてアジア・サッカー連盟（AFC）の国際大会の一発勝負のプレーオフにフル出場。勝利へとけん引し、本大会出場権獲得に大きく貢献したばかりだが、早くも日本に戻って愛知へ。
この日は本田が発起人となった子どもたちの4人制、独自ルールで行われる新たなサッカーの全国大会「4v4」の最上位に位置する予選の1つが愛知県内で行われた。クラブのホームゲーム内のイベントに優勝チームが招かれ表彰されることになっていた。本田はプレゼンターとしての登場でホームゲームに足を踏み入れた。
試合前には場内も1周。サポーターからは、懐かしい「俺らの宝」というフレーズも入った、自身のチャント（応援歌）と拍手で大歓迎され、手を挙げてこたえた。
さらに、いつも黒いが、夏場のクラブのイベントに合わせて金鯱のように金色に“変身”している愛されマスコット「グランパスくん」とも久々の再会。同じ金髪同士？ じゃれ合って突き飛ばすシーンもあり、まるで家に戻ってきたような感覚が存分に伝わってくるシーンもあった。
JリーグのX公式アカウント（英語版）は本田がずっと後押しを受けてきた赤い「ゴール裏」をバックに笑みを浮かべて立つ写真をアップ。英語で「おかえりなさい。レジェンドが里帰りし、名古屋グランパスのピッチに再び足を踏み入れた」と伝えた。
本田自身もXで「また会いましょう！」と英語で書き、「#名古屋グランパス#楢崎正剛」と書き添えた。投稿された画像には敬愛する先輩、かつてともにプレーした楢崎正剛GKコーチと談笑する姿も。本田にとって名古屋グランパスといえば、昔も今も、楢崎正剛ということのようだ。
なお、名古屋グランパスは1－2で敗れた。
