【東京】森重真人、後頭部にシュート受けて意識失い救急搬送 指揮官「無事なことを祈っている」

東京対東京V　後半、東京森重が脳しんとうでピッチに倒れ込んだため担架が運び込まれた（撮影・小沢裕）

＜明治安田J1：東京0－0東京V＞◇第27節◇17日◇味スタ

FC東京DF森重真人（37）がシュートを後頭部に受け、意識を失って退場した。

後半35分、東京VのFW染野唯月がペナルティーエリア外から強烈なシュートを打った際、そのコースへとブロックに入った。それが後頭部に直撃するアクシデントととなった。そのままピッチに倒れ込み、ぴくりとも動かなくなった。

両チームの選手が周囲を囲い、チームのメディカル担当が急いでピッチに飛び込んだ。会場のサポーターからは励ましの声がかかる中、担架に乗せられてピッチから下がり、救急車で病院に搬送された。

森重について問われたクラモフスキー監督は「本当に彼は素晴らしいパフォーマンスを出してくれた。ボールを持ったら冷静に戦い、冷静にボールを動かしてくれた。森重がいた時は守備が強く戦えていた」とまずはプレーについて評価。その上で「シュートブロックで頭に当たってしまったけど、もう少しメディカルから情報をもらう必要がある。救急車に乗っているけど、彼が大丈夫なことを祈っています。彼のこと、家族のことを祈っています」と心配そうに話した。