J1サガン鳥栖の木谷公亮新監督（45）が10日、オンラインで就任会見を行った。8月1日付でテクニカルダイレクター（TD）に就任することが発表されたばかりだったが、成績不振で解任された川井健太監督（43）から急きょ引き継ぐこととなった。
7日鹿島アントラーズ戦に0－3の完敗後、クラブ側から打診されて「迷うことはなかった」と受諾した。
降格危機のチームに足りない部分については「エネルギーが落ちている。守備の原則的なとこを落とし込んで行きたい。積み上げてきたことにはリスペクトを持ってやる」という。
現時点で「攻撃の部分は、しっかりボールを握って大切にしてきたので、そのあたりの意識は選手も持っている。それを含め良いところは良いところでそのまま持たせないといけない」とし、リスペクト部分は踏襲する方向だ。だが一方で「変えなければいけないと思うところは迷わず変えていきたい」とキッパリ。木谷監督は鳥栖DFとして10年から3年半プレーしており、経験をベースに「積み重ねと、短期間で変えられる部分がある。直近の試合へ変えられるこころは変えていく」と堅守も構築していく。
ここまでチームはJ2自動降格圏の19位と低迷している。25試合で勝ち点23（7勝2分け16敗）。夏場に主力が大量流出した戦力に不安も残るが「十分戦っていける」と木谷監督。今季目標について」残留です」と力強く断言した。まずは、初采配となる11日のホーム浦和レッズ戦で現状打破に挑む。
