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【新潟】宮本英治がJ1初得点 天才と呼ばれた「恩師」菊原志郎氏譲りの技ありスーパーゴール!


前半14分に先制点を決め、フェースガードを取って喜ぶ新潟・宮本(左)(撮影・小林忠)

<明治安田J1:新潟2-2磐田>◇7日◇第25節◇デンカS

アルビレックス新潟はホームでジュビロ磐田と対戦した。一時2点をリードしながらも追いつかれ、ドロー。勝ち点2を失った形となった。

前半14分、MF宮本英治(26)が難しい体勢からJ1初ゴールを奪い先制。同27分にはMF秋山裕紀(23)が右足ミドルで続く。その後もボールを保持し、優位にゲームを進めたが、後半21分に1-2とされると、同追加タイム1分、退場者が出て10人になった相手に同点弾を許した。

J3からステップアップしてきたボランチが、スーパーゴールを奪った。今季J2いわきFCから加入した宮本は0-0の前半14分、するするっとペナルティーエリア内に進入すると、秋山が送った背後からのループパスに体を反転させながら右足ボレーをたたき込んだ。

勝利を逃したため笑顔はなかったが「(秋山)裕紀と目が合い(パスが)来ると思った。シュートはちょっと強引に。ボールに合わせて足を振ったら入っちゃった感じ」とJ1初ゴールを振り返った。

「エゴの塊だった」と明かす小学生時代。ドリブルで相手選手全員を抜いてゴールを決める「わんぱく少年」だった。

中学進学のタイミングでJFAアカデミー福島の門をたたき、同2年から2年間、15歳で読売クラブ(現東京ヴェルディ)とプロ契約し、20歳で日本代表に選出され天才と呼ばれたあの菊原志郎氏(55)に指導を受けた。「サッカーもそれ以外のことも教わった。あの人との出会いがターニングポイント」と恩師との思い出を振り返る。

菊原氏は言葉による戦術の落とし込みだけでなく、実際にプレーして見本を示してくれたという。「やっぱ違うんですよ。細かいテクニックですけど手の位置とか、足を出す位置とか。当時は難しかったことも今になってわかることが多い」。当時はサイドバックが主戦場だったが、菊原氏が前線の選手にかける言葉を聞き逃さず、サッカーノートに書き留めた。

この日も国士舘大から本格的にスタートさせた中盤中央の位置で、恩師ゆずりのドリブルとパスでチャンスメーク。先制点を決めた後も積極的にフィニッシュに関わった。ボランチでコンビを組む秋山とあうんの呼吸を見せ「(秋山に)攻撃のタスクを握ってもらっているので、自分はそこの部分でバランスを見ながら、彼が良さを出しやすいように意識してプレーしている」と話す。

約2週間半のリーグ中断明けの再開戦で思い通りの展開から2点を奪うもドローに持ち込まれ、今季初の2連勝を逃した。この日の悔しさは、ホーム連戦となる8日京都サンガ戦にぶつける。勝利のカギを握る背番号8は「点を取って次は勝つ。勝つしかない」と短い言葉に力を込めた。

【小林忠】

◆松橋力蔵監督「情けない試合をしてしまった。点を取られていることが全て。(試合が)途中まで良かったとかではだめ。何か考えないといけない」

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