＜明治安田J1：東京V0－1広島＞◇7日◇第25節◇味スタ
東京ヴェルディ－サンフレッチェ広島戦は雷により約1時間半、試合を中断した。
午後7時開始のキックオフから不穏なゴロゴロという音が鳴り出した。試合をストップさせ、審判団と両チーム監督でいったん確認。再開したが、しばらくすると雷音と稲光が活発になった。前半20分すぎに中断となり、選手たちはロッカールームに引き揚げた。
その後、音はさらに大きくなり、空を閃光（せんこう）が照らした。そして大粒の雨が落ちてきた。
雨もやんだ午後8時半に試合の再開が発表され、同50分から再開。掲示タイムは20分30秒からとなった。
試合は拮抗（きっこう）した展開となって進んだ。東京Vは後半20分すぎから立て続けにチャンスを作った。鹿島から期限付き移籍で加入したMF松村優太がエリア外から強烈な一撃を放ったが、GK大迫敬介のセーブに阻まれた。
そして後半33分、広島が右CKからMF中島洋太朗がニアサイドへ入れたボールをニアサイドで受けたDF荒木隼人がシュート。相手に当たってこぼれ球になったところをDF佐々木翔が右足で蹴り込み、均衡を破った。
東京Vは後半45分、FW木村勇大のパスを受けたFW山田剛綺が1人かわし、ペナルティーエリア左からシュートを打ったが、ボールは浮いてゴール枠を捕らえられず。相手陣内に押し込み好機を作ったが、広島の強固な守備を崩せず1点が遠かった。
