【女子サッカー】なでしこに勝った米国がドイツ下して決勝へ ２試合連続延長戦の死闘制す

ドイツに勝利し決勝進出を決め喜ぶ米国イレブン（ロイター）

＜パリオリンピック（五輪）：サッカー・米国1－0ドイツ＞◇6日◇女子準決勝◇リヨン競技場

女子米国がドイツを延長戦の末、1－0で破り、12年ロンドン大会以来12ぶりの決勝進出を果たした。準々決勝の日本戦に続く120分間の戦いで勝負強さを発揮。史上最多を更新する5度目の優勝を目指す。

日本との激闘から中2日で迎えた準決勝に米国は先発を2人だけ変更して臨んだ。

試合は序盤から米国が支配した。前半から枠内シュートを5本放ち、相手には一本もシュートを打たせなかった。ただスコアレスで折り返す。

後半も米国がボールを握る展開も、ドイツが盛り返し、ともに枠内シュート3本ずつ放ったが、得点を奪えず延長戦に突入した。

延長前半に試合が動く。MFマロリー・スワンソン（26）のパスに抜け出したソフィア・スミス（23）が倒れ込みながらゴールを奪い、先制。その後は巧みに時間を使いながら、ドイツに押し込まれる場面もあったが試合を終わらせた。1次リーグから中2日の連戦が続く中、タフに勝ちきり過去2大会は進めなかったファイナル行きを決めた。11日に、ブラジル対スペインの勝者と対戦する。