<パリオリンピック(五輪):サッカー・日本0-3スペイン>◇2日◇男子準々決勝◇リヨン競技場
日本がスペイン代表に0-3で敗れ、準々決勝で敗退した。
大岩剛監督(52)の地元静岡市清水区では、母校・清水商(現清水桜が丘)サッカー部出身の有志が集結。恩師の大滝雅良氏(72)を囲んで、フランスへとエールを送った。
FW細谷真大(22=柏レイソル)のゴールが幻となるなど、0-1で迎えたハーフタイム。大滝氏は「試合をひっくり返せると思う」と期待を込めた。しかし、後半にも2失点。厳しい状況となったが、最後まで戦況を見守り続けた。
メダルには手が届かなかった。それでも今大会は、オーバーエージを招集せず、1次リーグを3戦全勝で突破。8強に駒を進めた。大滝氏は「ご苦労さまという言葉しかない」と目を細め、試合後のインタビューで声を詰まらせる教え子をねぎらっていた。