＜パリオリンピック（五輪）：サッカー・日本－スペイン＞◇2日◇男子準々決勝◇リヨン競技場
D組を3連勝で首位通過した日本が準々決勝でC組2位のスペイン代表と対戦。
0－1の前半27分、主審のオフサイドのホイッスルで好機がつぶれる場面があった。DF関根大輝（21＝柏レイソル）のスルーパスにMF山田楓喜（23＝東京V）が抜け出し、攻撃の大きなチャンスになるところを、主審がオフサイドとして笛を吹いた。副審は（オフサイドの）旗を上げていなかった。
生中継したEテレのリプレー映像ではオフサイドはないように見え、解説の森岡隆三氏は「全然ないですよね。いやいや、オフサイドディレーがあるのに」と、ビデオ・アシスタントレフェリー（VAR）があるにもかかわらず、笛を吹いた主審に疑問の声を上げた。
さらに前半34分には、FW細谷真大の顔面に相手のハイキックが上がる場面があったが、主審はその前にMF藤田譲瑠チマに反則があったとして、スペインボールで再開された。森岡氏は「先ほどのオフサイドを含めて説明してほしい」と再び疑問を呈した。
極めつけは前半40分。FW細谷が相手DF3人に囲まれながらも相手を背負いながら前を向き右足シュートでネットを揺らした。同点に追い付いたかと思いきや、VAR判定の末に取り消しに。細谷のつま先がわずかに出ていたとしてオフサイドとなった。
SNSでは「オフサイド？ つま先1ミリ出てたんか」「あれオフサイド？」「今日の主審スペインひいきすぎる」「いまだかつて、これでオフサイドになったの見たことないんだけど。ありえなくない？」。
さらに、柔道、バスケットと審判の判定が物議をかもしている大会だけに「完ぺきなゴールだったじゃん。今流行りの誤審か？ オフじゃないのにディレイもせず（副審もオフ出していなかった）オフにして」「また誤審？」「誤審ピック」などの書き込みが続いた。
