パリオリンピック（五輪）のサッカー女子は28日、1次リーグ第2戦が行われ、C組の日本代表なでしこジャパンは、後半追加タイムの2得点でブラジルに2－1で逆転勝ちした。両チームは1勝1敗の勝ち点3で並び、総得点の差で日本（3得点）が2位、ブラジル（2得点）が3位となった。首位のスペインはナイジェリアを1－0で下し、2連勝で勝ち点6として1位リーグ突破決定。日本は第3戦（日本時間8月1日）でナイジェリアと対戦し、ブラジルはスペインとぶつかる。
今大会は1次リーグ各組2位までと3位のうち上位2チームの計8チームが準々決勝に進む。劇的な逆転勝利を収めた日本は首位通過の可能性を残し、ナイジェリアに引き分け（勝ち点4）でも、A組3位（現在カナダで勝ち点0）を上回るため、突破が決まる状況になった。
A組では開催国フランスがカナダに1－2で敗れて勝ち点3の2位。カナダは2連勝となったが、初戦の対戦相手となったニュージーランドの練習偵察を目的にドローンを使用するスパイ行為があったとして勝ち点6を剥奪され、2連敗のニュージーランドとともに勝ち点0となっている。コロンビアが勝ち点3、得失点差で首位に立った。
B組は米国がドイツに4－1で快勝。勝ち点6として決勝トーナメント進出を決めた。オーストラリアはザンビアに6－5と競り勝ち、ドイツと並び勝ち点3。得失点差でドイツが2位、オーストラリアが3位となっている。
第2戦を終了してB組の米国、C組のスペインの決勝トーナメント進出が決まり、残る10チームにも1次リーグ突破の可能性が残っている。
