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【なでしこ】宮本ともみコーチ「頂点に太さんと一緒に立ちたい」「集大成」のパリ五輪への思い


パリ五輪女子サッカー日本代表なでしこジャパンの宮本ともみコーチ(撮影・佐藤成)

パリ五輪サッカー女子日本代表なでしこジャパンの宮本ともみコーチ(45)が、選手時代を含めて2度目の五輪に臨んでいる。21年10月の発足時から池田太監督(53)の右腕としてチームを支えてきた。選手時代に結婚や出産を経験しながら代表活動に参加してきたなでしこのパイオニアが「集大成」と位置づける今大会への思いを語った。

   ◇   ◇   ◇

初戦のスペイン戦に敗れ、気持ちを切り替えて臨む次戦。日本女子サッカー界悲願の五輪タイトル獲得のために何としても勝利をつかみ取る。宮本コーチが出場した04年アテネ大会はベスト8。その後、女子W杯ではアンダーカテゴリーも含めて優勝を経験したが、五輪ではロンドン大会の銀が最高だ。「国民の皆さんに強いなでしこを見せる一番の舞台。今後の女子サッカー界の環境を変えられるのは五輪。一番大事な大会だと思います」と使命感を持って戦っている。

自身の現役時代からチームが大きく成長している実感がある。当時はシステム1つとっても4-4-2のベーシックな形だけ。3バックや可変システムなどを使いこなす後輩たちを尊敬のまなざしで見つめる。「フィジカルも、技術の高さも昔に比べたら進化している。たくさんの人が関わって女子サッカーの環境が良くなっていることを間近で感じることができるのは幸せ」とかみしめた。

昨年の女子W杯では下馬評を覆し、1次リーグ3戦全勝。8強まで進んだが、手応えよりも悔しさが上回った。「悔しい思いをパリで晴らしたい。あれから1年で成長した姿が見せられたら」。戦術的な幅が広がり、チームの一体感も増した。DF熊谷主将らベテランとMF長谷川ら中堅、W杯後にメンバー入りした古賀ら若手が融合し、バランス良いチーム編成となった。「このチームの集大成として一番良いゲームをパリでみんなに見てもらえるようにしたい。目標としている頂点に(池田)太さんと一緒に立ちたい」と言い切った。【佐藤成】

◆宮本(みやもと)ともみ 旧姓三井。1978年(昭53)12月31日、神奈川・相模原市生まれ。97年にプリマハム(現伊賀)入団。02年に結婚、05年に第1子出産。東京電力マリーゼ、伊賀を経て12年に引退。国際Aマッチ77試合13得点。04年アテネ五輪、99年世界選手権(後のW杯)、03年と07年にW杯出場。初の子持ち代表で協会はベビーシッターなどのサポート体制を敷いた。

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