＜パリオリンピック（五輪）：サッカー・スペイン2－1日本＞◇25日◇女子1次リーグC組◇ボジョワール競技場
【ナント（フランス）25日（日本時間26日）＝佐藤成】女子日本代表なでしこジャパン（FIFAランキング7位）が昨年のワールドカップ（W杯）女王のスペイン（同1位）に1－2で敗れ、黒星スタートとなった。
不動の右サイドバック、清水梨紗（28＝マンチェスター・シティー）が後半途中に負傷交代した。
右サイドで相手にかわされると、接触したわけではなくその場にあおむけで倒れた。右膝を痛めたとみられる。プレー続行不可となり、担架でピッチ外に運ばれた。試合後のあいさつにも姿を現さなかった。
状態について池田太監督（53）は「今、本当にメディカルの報告待ちということで、私も分からないです」と明かした。「病院に行ったのか」との問いには「今どういう手続きというか、しているかちょっと分からないですね。準備も含めて」と言及した。
大会規定で、初戦の24時間前までは、バックアップメンバー4人以外からもアクシデントに応じて選手を入れ替えることができたが、大会が始まるとバックアップメンバー4人の中からやりくりをしなければならない。今大会は規定変更で実質的に22人の中から状態をみて試合ごとに18人を選ぶことができる運用になったが、清水が離脱した場合、21人で大会を戦うことになる。
13日のガーナ戦で負傷したDF北川ひかる（27＝INAC神戸レオネッサ）と19日に非公開で行われたコロンビアとの練習試合で負傷した林穂之香（26＝エバートン）は初戦ベンチ外となっている。北川の状態について池田監督は「日に日にもうチームとトレーニングもしている状態なので。あとはタイミングと、また相手とのバランスを見ながら」とした。ブラジル戦での起用については「次がどうかとかっていう話よりもオリンピック期間の中で一緒に戦えるという計算」ともう少し時間がかかることを示唆した。
