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【町田】藤尾翔太、パリへつながる決勝PK獲得「結果残すことが大事だと」3日代表メンバー発表


G大阪対町田 後半、藤尾(右から2人目)がPKで勝ち越しゴールを決め、喜ぶ町田の選手たち(撮影・前田充)

<明治安田J1:G大阪1-3町田>◇第21節◇30日◇パナスタ

FC町田ゼルビアがU-23日本代表FW藤尾翔太(23)の勝ち越しPK弾で3位G大阪を下し、首位をキープした。前半9分に先制されたが、同33分に相手に退場者が出て形勢逆転。同追加時間にFWミッチェル・デューク(33)が頭で押し込んで同点。さらに途中出場の藤尾が後半16分に自ら得たPKを決めて、敵地で勝ち点3。3日のパリ五輪代表メンバー18人の発表を前に、ラストアピールに成功した。

   ◇   ◇   ◇

最後の試合で、藤尾が勝利に呼び込んで、自らの必要性を強烈アピールした。

後半からピッチに立ち、1-1の同16分、右サイドからのアーリークロスがペナルティーエリアに入ると、すかさず反応。「外にいても意味がない。デュークは収めてくれると思った」と右からゴール前に走ってボールを運び出そうとしたところを倒されてPKを獲得。迷いなくボールをセットして「GKの動きを見て、動いてくれたので落ち着いて逆に転がしただけです」と難なく決めた。

6月26日神戸戦では先発したが、この試合ではベンチスタート。悔しさを抱きながらのプレーになったが「途中で出ると思っていたので、結果を残してポジションを取りたいと思っていた」。有言実行のPK弾は、自身とチームにとって最高の結果をもたらした。

運命の発表まであと3日のラストチャンス。先発を外れても、3位G大阪を撃破する大仕事。「(代表に)選ばれたらうれしい。そこまでに結果を残すことが大事だと思っていた。後は結果を待つだけです」。そう胸を張って、パリの舞台を見据えた。【永田淳】

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