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<明治安田J1:G大阪1-3町田>◇第21節◇30日◇パナスタ
パリ五輪メンバー発表前最後のアピールの場となった一戦で、FC町田ゼルビアFW藤尾翔太(23)が大仕事をやってのけた。
立ち上がりからホームのG大阪に主導権を握られ、前半9分にMFウェルトンに先制点を奪われた町田だったが、同33分にG大阪DF半田が2度目の警告で退場となると、ここから息を吹き返した。同追加タイムには、得意のロングスローの流れから、相手のシュートブロックに反応したFWデュークが同点弾。G大阪の勢いを止める意味でも大きな1点を決めた。
黒田監督は、後半開始から右MFの位置に藤尾を投入。これが奏功した。
後半16分、右サイドからのアーリークロスがペナルティーエリアのデュークに入ると、藤尾がすかさず反応。右からゴール前に走って受けたボールを運び出そうとしたところを、MFダワンに倒された。自ら得たPKのキッカーを務めた藤尾は、GKの動きをギリギリまで見極め、見事に逆を突いた。
藤尾のPKで逆転に成功した町田は、同24分にもMF仙頭が3点目。ホームG大阪にゴールに迫られる場面もあったが、最後まで体を張ってゴールを許さず。藤尾ら攻撃陣も献身的に走って守備陣を支えた。
パリ五輪の代表メンバー発表を7月3日に控える中、与えられた時間で結果を出した藤尾の勝ち越し弾で試合をひっくり返した町田は、勝ち点3を積み上げに成功。力強い戦いぶりで、首位の座を守った。