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【横浜】東京Vの守り崩せず連敗…ウイングプレー制限された宮市亮「ヴェルディも対策している」


横浜対東京V 前半、ゴールを決めた横浜宮市(左)(撮影・江口和貴)

<明治安田J1:横浜1-2東京V>◇29日◇第21節◇日産ス

横浜F・マリノスが、東京ヴェルディの分厚い守りを崩せず、1-2と苦杯を飲んだ。

早々に2点のビハインドとなった中、アディショナルタイムの前半50分にFW宮市亮がゴール前のこぼれ球を豪快に蹴り込み、1点差とした。

後半は巻き返しを図り、終始主導権を握ったが得点を奪えず。終盤にCKからMF植田朝日がフリーでヘディングシュートを打つ場面があったが、シュートミスでチャンスを潰す。さらにラストプレーでFWアンデルソン・ロペスが左サイドを個人技で破り、ゴール前まで持ち込み左足シュートを放ったが、角度もない位置だったこともあり、東京Vの守護神マテウスに阻まれた。

前節の福岡戦(1-2)に続き、先手を奪われ、押し切られる展開での連敗。試合後はゴール裏のサポーターからブーイングを浴びた。

キューウェル監督は「前半は残念な内容でした。簡単なミスが多かった。ただ後半に関しては選手がすべてを出し切ったと思います」と振り返った。

前半は動き出しが悪く、そこへパスがズレるなど攻撃がかみ合わなかった。後半は選手を入れ替えながら、いつもの両サイドを使った攻撃を仕掛けたが、ゴール前に引いて守る東京Vの分厚い壁を崩せず。指揮官は「人が動けばスペースは作り出せる。前半はそういうところができず、簡単なミスが出ていた。後半はいつも通りのプレーができた」と繰り返した。

また、宮市は「なかなボールがウイングに入らない感じで、ヴェルディも対策している感じだった。後半はほぼ僕らが支配したけど、結果は結果で受け入れないといけない」と唇をかんだ。

そして福岡戦から繰り返す先手を奪われてしまう展開には「どう気を付けていいのか、僕らも手探りですけど。前を向いてやるしかない。こればっかりは勝つ時は勝つし、負ける時は負ける。次は負けないよう、3連敗しないようにしたい」と話すしかなかった。

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