<広島4-3ヤクルト>◇27日◇マツダスタジアム
広島が今季初のサヨナラ勝利で今季3度目の同一カード3連勝。貯金を今季最多の9とした。
1点を追う9回2死一、二塁から坂倉の左翼への2点適時打で逆転サヨナラを決めた。先発アドゥワは7回途中まで3失点も、いずれも失策が絡んだもので自責はゼロ。1点ビハインドの8回以降は中継ぎ陣が無失点で切り抜け、9回を無失点に抑えた矢崎に今季初勝利が付いた。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。
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-劇的な幕切れとなった
新井監督 最終回の攻撃は、みんなの執念を感じました。
-石原選手の粘りが大きかった
新井監督 すごく気持ちが伝わって来ました。形じゃないんだ、と。何とかするんだという、彼の気迫が伝わってきた素晴らしい打席だった。サク(坂倉)も、本当よく打ちましたね。粘っている間、サクの表情を見ていたんだけど、ものすごく気合入っている顔をしていたので、やってくれるぞと期待してました。素晴らしいです。
-坂倉選手は石原選手が台頭し、刺激もあった
新井監督 サクもサクで、もがきながら頑張っているし。コイシ(石原)がいいもの見せてくれて、だんだんとマスクをかぶる機会も増えて来ていますよね。これは彼ががんばってつかんでいるチャンスだと思うので、2人で切磋琢磨(せっさたくま)してやってもらいたいと思います。
-劣勢の中でも黒原投手、矢崎投手が無失点投球
新井監督 ブルペンのピッチャーがしっかりと頑張ってくれたおかげだと思います。黒原にしても、矢崎も久しぶりだったけどね。彼らが踏ん張ってくれたので、最後こういうふうな試合になったんだと思います。
-先発アドゥワ投手も粘った
新井監督 こういうコンディションの中、よく頑張って投げて試合をつくってくれたと思います。また、(相手が)ヤクルト強力打線なのでね。ナイスピッチングだったと思います。