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【東都入れ替え戦】東農大31年ぶり1部昇格、北口正光監督「夢はかなう」年頭に目標掲げ一気に


駒大を破り31年ぶりに1部復帰を決めた東農大ナインは北口監督を胴上げする(撮影・柴田隆二)

<東都大学野球:東農大12-1駒大>◇1、2部入れ替え戦◇最終日◇27日◇神宮

2部優勝の東農大が1部6位の駒大に2勝1敗で93年秋以来、31年ぶりの1部昇格を決めた。

2戦目に続き、先制攻撃が勝利を引き寄せた。初回、4番菊地希内野手(4年=横浜隼人)の中犠飛による先制点で流れを引き寄せると、2回には打者一巡の猛攻で一挙5点。3回にも2点を挙げ、序盤で8-0と勝利を決定付けた。

昨秋3部を経験したチームが、1年で一気に1部まで駆け上がった。初戦、初めての神宮球場での試合で浮足立ち、わずか3安打1得点で敗れたが、見事に修正した。主将の和田泰征内野手(4年=習志野)の思いが選手を動かした。初戦を落とすと、その夜、ミーティングで選手たちに語りかけた。「僕たちは上に上がるだけ。恐れることはない。エラーしたっていい。投手も四球を出してもいい。チャンスで打たなくってもいい。全力で戦ってダメなら、僕らの実力不足。またやればいい」。選手たちは2戦目から積極的にプレー。ストライク、ボールにかかわらず積極的に振り、流れを引き寄せた。

上だけを見て戦ってきた1年だった。昨春は経験の少ない3年生中心で2部3部入れ替え戦に敗れ、3部降格した。北口正光監督(57)は「和田を中心にチームを作っていこうと腹をくくった」と振り返る。秋は当時3年生だった和田が主将に就任。戦力を地道に固め、3部優勝、2部昇格を果たした。

今年、年頭には「2部優勝、1部昇格。そして神宮大会出場」の目標を掲げ1部昇格まで一気に上り詰めた。北口監督は「まだ途中ですが、本当に、夢はかなうんだな、と…」と、目に涙をためた。昨秋から始まった東農大の勢いは、止まらない。【保坂淑子】

○…先発した最速150キロ右腕、長谷川優也投手(4年=日本文理)は味方打線の大量援護に応え、6回まで1安打無失点の好投。駒大打線をわずか3安打に抑え「仲間のおかげ、最高です」と、両手でガッツポーズを見せた。

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