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【神戸】無得点に酒井高徳「相手の足が止まるようなワンクッションを」変化の必要性語る


神戸対町田 町田と引き分けた神戸イレブンはサポーターへのあいさつに向かう(撮影・上田博志)

<明治安田J1:神戸0-0町田>◇第20節◇26日◇ノエスタ

ヴィッセル神戸はFC町田ゼルビアとの上位対決をスコアレスドローで終えた。

前半からMFのジェアン・パトリッキ(27)とDF初瀬亮(26)を中心に左サイドからチャンスを作ったが、町田ゴール前での変化と精度を欠いて、最後まで1点が奪えなかった。

サイドを崩し、それに呼応してゴール前に入っていく選手の人数は、少なくなかった。シュート数も13本と町田の3本を大きく上回った。それでも吉田孝行監督(47)が「チャンスは作れているが、決定機はそれまでなかった」と話した通り、町田守備陣を崩しきるまでには至らなかった。

1点が取れなかったことについて、DF酒井高徳(33)は「これはうちの良さでもあるから、勘違いしないで欲しい」と前置きした上で、こう言葉にした。

「入るパスがダイレクトすぎるというか、外にはたいたらクロスで終わらなきゃいけないということが出過ぎていることもある。相手もそのタイミングで守ってくることが多いから、最後のところでギリギリ防げているんじゃないか」。

酒井は「場所の問題」として、ショートカウンターで仕留めることを狙う場合は縦のスピードを重視するが、ボールをつないで運んだ場合の“変化”の必要性を口にした。

「ペナルティーエリアに入った時とか、入る前のところで、例えばオーバーラップした選手を使うとか、1人が開いたところに入っていくとか、相手の足が止まるようなワンクッションを入れるアクションやボールの動かし方ができれば、変化ができる」

昨季リーグ制覇したことで、対戦相手が神戸のストロングポイントを消しにくる機会も増えている。

その上で、相手をどう上回っていくか。神戸は強みを残しながら、さらに質のアップを追求していくことになる。

勝ち点3を積み上げられなかった印象が残る試合となったが、酒井はポジティブに前を向く。

「次に勝ち点3を取ってポイントを縮めたいですっていうのはいつでも言えるけど、断言はできない。ただ自分たちがまだ何かを失ったわけでもないし、むしろ得ていけるポジションにいることは間違いないから、優勝を目指して戦うことが大事。上位対決でしっかり勝って状況を変えることが自分たちの使命で、それしかできないので、全力でやっていきたい」。次戦は30日に控える2位鹿島アントラーズ戦(ノエスタ)。立て続けにやってくる上位対決での勝利に向けて、静かに闘志を燃やした。【永田淳】

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