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大谷翔平、打てば負けない“ロハス不敗神話”継続に貢献 日本人記録を更新の8試合連続打点


ホワイトソックス対ドジャース 9回表ドジャース1死三塁、中犠飛を放ちタッチを交わす大谷(撮影・横山健太)

【シカゴ(米イリノイ州)24日(日本時間25日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、自身の持つ日本人記録を更新する8試合連続打点をマークし、不敗神話の継続に貢献した。ホワイトソックス戦に「1番DH」で出場し、3打数無安打。日本人初となる4試合連続本塁打はならなかったが、9回の第5打席で中犠飛を放った。試合前には文句なしの週間MVPに選出され、元エンゼルスで昨年大谷を本塁打王に導いたホワイトソックスのテムズ打撃コーチも、今季のさらなる進化を喜んだ。

   ◇   ◇   ◇

大谷が不敗神話の継続へ大きく前進する一打を放った。9回1死三塁、中犠飛で貴重な追加点を挙げ、8試合連続打点をマーク。試合を決定づけた。この日5番に起用され、2安打を放った35歳のベテラン、ロハスがヒットを打った試合では今季23勝0敗。ロバーツ監督は「攻守で大きな存在。安打を打って、毎試合、チームにエナジーをもたらしてくれる。23連勝に論理的根拠はないと思うが、これからもそれにのっていこう」と笑った。

今やチームに浸透する験担ぎ。時に、野球で不思議な力が働く。かつて大谷も、自らのバットにコーヒーをかけてもらったことがある。この験担ぎは、昨季エンゼルスに所属し、現在はホワイトソックスのテムズ打撃コーチの発案だった。「彼にヒットが出ていなかったとき、私が『ホットコーヒーをかければ、ホット(好調)になるだろう』と思ってね。とても楽しかったよ」。昨年5月下旬頃に始め、その効果か、大谷は6月に自己最多の月間15本塁打と打ちまくった。

願掛けとの直接的な関連性は解明できない。ただ、好結果を引き寄せるのは事細かな準備があってこそだ。昨季、球場内の打撃ケージで大谷の練習を見守ってきた同コーチは「彼は明確な意図があって、一度のスイングも無駄にしない。構え方や姿勢、打撃マシンとの距離とか、全て正確でなくてはいけない。繰り返し、毎日、同じ事をする。とても印象的だった」と証言。その上で、験担ぎがポジティブな方向へ働く。敵軍コーチの視点から、今季絶好調の大谷は「全てがかみ合っている」と指摘した。

この日の犠飛も周到な準備から生まれた。1死三塁で、外野に打球を飛ばせば1点が取れる状況だった。高めのボールなら、外野フライを打ちやすい。大谷は初球、高めに浮いたカットボールを捉え、力むことなくセンターへ飛ばした。2-0の9回から欲しかった追加点。不敗神話の継続に貢献する大きな1点となった。日本人初となる4戦連連続アーチよりも、心がけたチーム打撃。勝ち運を一気に引き寄せた。

◆ミゲル・ロハス 1989年2月24日、ベネズエラ生まれ。14年にドジャースでデビューし、同年オフにマーリンズ移籍。15~18年はイチローとともにプレーした。昨年1月にトレードでド軍に復帰し、昨季124試合で打率2割3分6厘、5本塁打、31打点。183センチ、85キロ。右投げ右打ち。今季年俸500万ドル(約7億7500万円)。

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