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来年プロ40年目のカズがJFL鈴鹿復帰で会見 ゆかりの国立競技場で再出発の思い語る


93年12月、川崎対浦和 ゴールを決めカズダンスをするV川崎カズ

JFLのアトレチコ鈴鹿クラブに横浜FCから期限付き移籍することが決まったFWカズ(三浦知良、57)が25日、東京・国立競技場で加入会見を行った。鈴鹿でプレーするのは22年以来、約1年半ぶりで、7月1日から加入する。

すでに、横浜FCを通じ「この度、JFL所属のアトレチコ鈴鹿クラブに期限付き移籍することを決めました。昨シーズンはポルトガルでプレーし、悔しい思いもありながらも毎日刺激のある日々を送ることが出来ました。新天地でも、走り続け、ゴールを決めたいです。横浜FCのこれからの幸運とJ1復帰を願っています。Boa Sorte」とコメントを発表している。

23年2月から1年半にわたり、ポルトガル2部オリベイレンセでプレーした。当初は半年の契約だったが、22-23シーズンは3試合出場にとどまり「もう1回挑戦して、試合でゴールをあげる」と決意を口にし、期限付き移籍期間を1年間延長した。今季はチームが残留争いに巻き込まれ、5試合出場にとどまった。ポルトガルで得点を挙げることは出来なかった。

5月にポルトガルから帰国し、国内復帰の希望を口にしていた。新天地でのプレーに備え、6月6日から16日まで大阪府内で自主トレーニングを実施。当初は「ゆっくり慎重に」としていたが、期間中にはトレーニングパートナーとして大体大の選手が3度参加したこともあり、ゲーム形式も行うまでに調整していた。その後は横浜FCの練習に参加。23日には、横浜FCのユニホームを着て、東京ヴェルディとの練習試合にも出場した。7月1日から鈴鹿に合流できる準備をしっかりと整えている。

来年はプロ生活40年目を迎える。鈴鹿在籍時の22年10月30日、55歳246日のJFL最年長ゴールを決めている。昨年9月には一番のサポーターだった最愛の父・納谷宣雄さんが81歳で死去。天国の父にゴールを届ける約束を果たすべく、再び鈴鹿でゴールを狙う。

◆1982年に15歳で単身でブラジルにわたったカズの所属クラブ経歴は以下の通り。( )内は期限付き移籍。

1986年 サントスFC。初のプロ契約

同年 SEパルメイラス

1987年 SEマツバラ

同年 CRB

1988年 ECキンゼ・デ・ジャウー

1989年 コリチーバFC

1990年 サントスFC

同年 読売クラブ、ヴェルディ川崎

(1994~95年 ジェノアCFC)

1999年 GNKディナモ・ザグレブ

同年 京都パープルサンガ

2001年 ヴィッセル神戸

2005年 横浜FC

(同年 シドニーFC)

(2022年 鈴鹿ポイントゲッターズ)

(2023~24年 UDオリベイレンセ)

(2024年~ アトレチコ鈴鹿クラブ)

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