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【潜入】3年生全員は夏のベンチ入れない…横浜隼人と横浜商大高のファイナルマッチに涙/神奈川


戦いを終えた横浜隼人と横浜商大高の3年生たち(撮影・金子真仁)

<潜入>

夏の高校野球神奈川大会(7月5日開幕)に出場する横浜隼人と横浜商大高が24日、横浜スタジアムで「スペシャルファイナルマッチ」を行った。夏のメンバー入りは各校20人。両校合わせ50人以上の3年生が夏を前に、サポートに専念する。彼らにとっての青春のファイナルに潜入した。

背番号61をつけて円陣を盛り上げた横浜隼人・東野援思外野手(3年)は声の良さと努力を買われ、3年春にベンチ入り。しかし「悔しいですけど、夏は今のままだと難しいかもしれません」と現実を話す。それでも2年半の努力はかけがえのない経験だ。「今、自分は幸せです。いつか自分の子どもも幸せになれるように」。未来を夢見ながら青春を戦い抜いた。「楽しめ!!」と仲間に声を送りながら。

四半世紀続く定期戦になる。ここでアピールし、大逆転でメンバー入りする3年生も時折いる。たまに。メンバー選考は水谷哲也監督(59)も「地獄ですよ。本当は全員入れてやりたいです」と毎年悩む。普段は礼儀や姿勢に厳しい監督も、この日ばかりは温かな目で3年生を見つめる。

山野井寛大主将やドラフト候補の沼井伶穏投手(ともに3年)はスタンドで声をからし、時折ボールボーイでサポートした。「支えてくれる仲間たちのためにも絶対に甲子園に行きます」と沼井。最後は両校の3年生全員で「高校野球~最高!」と叫び、ハマの夜空へ帽子を飛ばした。流れで胴上げされた選手の母は泣いている。もうすぐ夏が始まる。【金子真仁】

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