スペイン代表のデラフエンテ監督（63）が日々進化を遂げる16歳のFWヤマルについて「ラミン（ヤマル）をメッシや他の選手と比べるつもりはない」とコメントした。
スペインは24日、欧州選手権（ユーロ2024）1次リーグ最終節でアルバニアと対戦する。この試合の前日、デラフエンテ監督が記者会見に出席した。
デラフエンテ監督はすでに1次リーグB組首位通過を決めている中で迎えるアルバニア戦について、「我々は多くのものをかけており、名声や評価をかけて戦っている。明日は最後の試合だと思って臨むつもりだ。ベストだと思う選手が出場する予定だよ。すべての試合に勝利したい」と意気込みを語った。
問題のあるセンターバックについては「唯一問題を抱えているのはナチョだけだ。それ以外は皆、完璧なコンディションだよ。センターバックは特定の選手でうまくカバーできている。できる限りそのポジションの選手を起用するが、もちろん緊急の解決策もあり得る」と説明した。
また、デラフエンテ監督はヤマルが将来、新たなメッシになれると思うかという質問を受け、「ラミンをメッシや他の選手と比べるつもりはない。彼にとって一番いいのは謙虚に努力し続けていることだ。思慮深く、謙虚で、善良な人間であることだというメッセージが伝わってくるのでとてもうれしいよ。信じられないスピードで成長しているし、まだ成長過程にある特別な選手だ」と言及した。
ここまでで目に留まった代表チームについては「皆に優勝候補と目されているチームも含めて、いくつかのチームは本当の姿や強さをまだ見ていない。しかし、決勝トーナメント1回戦以降、各チームの真のポテンシャルが分かるだろう」と見解を述べていた。
（高橋智行通信員）
